悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント (星海社新書)
- 星海社 (2017年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065110072
作品紹介・あらすじ
リクルート、ライフネット生命にて辣腕を振るった人事のプロだからこそ語れる、逆説のマネジメント論。今こそ全力で「悪人」たれ!
感想・レビュー・書評
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善人のふりをするマネージャーばっかりで疑問を感じていたので共感できる内容だった
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承認欲求が強い八方美人的な「利己的な善人」よりも、周囲のためなら嫌われることもいとわない「利他的な悪人」の方が組織を動かせることを説いた本。
周囲にいい顔ばかりしていては組織の発展は望めません。場面によっては嫌われてもかまわないと心を鬼にした方が、組織は大きく発展します。
ルールを策定するときは「性悪説」で考えて、普段のコミュニケーションでは「性善説」で考えることが組織では必要になります。 -
「悪人が作った会社がどうして伸びたのか、その秘訣を知って自分の経験に活かしたい」人にはお薦めできません。
「人事のプロによる逆説のマネジメント」の部分が内容を表すタイトルでしょう。
世間に出回る「いいマネジメント手法」を身につけた「よいリーダー」が会社を伸ばすのではなく、悪人と呼ばれることを厭わない人の方が会社を伸ばすこともある、という本です。
役にたつのは、「コミュニティ・クラッシャー」対策の部分。
リーダーや主要メンバーの陰口をいい、平気でウソをつく。あまりにも平気でウソをつくので、聞いている人のほうが「そこまでいうなら本当だろう」と思ってしまい、本当のことをいう人を嘘つきに変える人。
重要人物に媚び、群れを作るか「みんなが言ってる」とプレッシャーをかける人。生半可な気持ちで嘘を指摘すると激しく怒って不機嫌になり、あの人に何かいうと怖い、という雰囲気を作る人。
・・・確かにこういう人がいると、コミュニティは破壊されるでしょう。
「事実をできるだけたくさんあつめて、重要人物を含んだたくさんの人がいる場で、善人ぶらずに、嫌われ役を買って出て、きちんと糾弾する。」
素晴らしい対処法だと思います。
なんだか、この人あやしいな、と思ったら、必ずこのやり方で対抗します。 -
引用の借り物感が半端ない、あとがきを使っても纏り無し
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途中いろいろ思い出して苦しくなる。ズバズバ切り込んでくる作品。
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人は会社を辞めるのではない、嫌な上司のもとを去るのだ。特に人事は必読の一冊。曽和さんは天才だと思うけど、題名と内容はあまり合って無いな