ブルーピリオド (2) (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065111246

作品紹介・あらすじ

成績優秀、世渡り上手なリア充高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す! 膨大な夏休みの課題を終えた八虎は、ついに「美大専門の予備校」に足を踏み入れるが、そこで初めて「天才」と出会う。自分の身の丈を思い知らされた八虎の決意とは。話題沸騰のアート系上昇志向漫画、2巻登場!

感想・レビュー・書評

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  • 2巻に入って、更に面白いね。

    主人公「矢口八虎(やぐちやとら)」は、最初あれだけ
    ノルマ的感覚で、そつなくこなしていた人生が、藝大進学を頼むにあたって、お母さんの苦労に気付いたり、森先輩の卒業式での彼の行動とか・・好きなものができることで、人ってこんなに変わるんだね。森先輩といえば、絵の起源の一つである「祈り」を込めて描いた、「ニケ」の絵も印象的だった。

    その後も八虎は、周りの人を見ることで、自分のことを客観的に見つめ直せる成長に対して、受験への不安に、悔しい怒り涙と、まさに青春真っ直中に飛び込んで、年相応な一面を覗かせていて、あんたが「逆にピュアかッ」って思ったよ。でも、最初よりすごく好感持てる。

    また、絵画の知識を分かりやすく知ることができるのも変わらず、全ての名画は構図がいいことや、ざっくりと5つの幾何学形態に分けられることは、絵を描こうと思わなくても、鑑賞するときに参考になるし、絵画を身近に感じさせる興味の持たせ方は、上手いなあと思いましたし、美術部の佐伯先生に、予備校の大葉講師と、忘れられない個性を持った、素晴らしい教え方にも注目です。

    あと、世田介君の反応も年相応で分かりやすく、今後どうなるのか楽しみ。

  • シリーズ、第二弾。
    絵を描く楽しさに目覚めた矢口 八虎。
    美大を目指す決意をした矢口に、様々な厳しい現実がのしかかる。
    勉強なら、どんなに遠くても目指すところは見えていた。しかし、美術の道は、、、
    様々なライバルたちとの出会いと争い。
    果たして、矢口はどこに進むのか?

  • この巻も実に面白かった。自分の好きを見つけること、それを貫き続け、戦い続けることのしんどさみたいなものがこの巻では中心として描かれていた気がする。戦い続ける熱き主人公たちの物語に、こちらも引き込まれる。

  • 【請求記号:726 ヤ 2】

  • 続く

  • 新芽ちゃん息吹を感じながら 藝大は同じ系統の絵は1枚しか選ばない 「よくわかんない」で止まってた思考が_ちょっと動き出した やっぱ俺…レベル低いな_人として 俺の絵で_全員殺す_その為なら何でもする それで何も言わないなら君は空気そのものだね

  • 金を出して貰うからといっても、自分の人生なのに
    一番応援して欲しい親が障害になるのがきつい。
    先輩の言葉が後押しになるのがありがたいし、
    この母親は一応納得はしてくれたので良かった。

    自分の絵を描く、というが
    個性をアピールし過ぎて訳のわからないものになると
    現代アートって煙たいものになってしまうので
    なんだかなぁという気持ちになってしまった。
    自分は個性を無理に押し出したものより、
    事実に”誠実”な絵の方が好きだ。

    橋田くんは好きなキャラかもしれない。

    絵はどうしても感性のもので評価基準が曖昧だから
    良いとか悪いとか言われても
    それは飽く迄あなたの好みですよね、と思ってしまう。
    受験絵画で奇を衒い過ぎるのはどうなのだろう。
    絵だけでなく受験用の勉強が進学校のメインになりがちだが
    本来の勉強からどんどんかけ離れていく気がする。
    芸大に実際見学に行ってみて、「大した事ない」と感じてしまうのが
    良いのか悪いのか。
    八虎は得るものもあったようだが。

    世田介くんの正直な気持ちが聞けたのは前進だったかもしれないが
    嬉しくない内容ではある。
    それを聞いて落涙しつつも
    「俺の絵にもっと説得力があったらあんなこと言われなかった」
    と思うのは強い。
    武器が少ない分身軽というのは面白い言い方だ。

  • 高校の頃って必死に生きてたなあ

  • 美大で習ったことが出てくるけど、使いこなせていないな…。練習したい。

  • 独学で学ぶより基礎を教わりながら学ぶ方が成長も早いのだろうと感じた。主人公の周りの人たちも気になる人が多い。彼らはどう変わっていくのだろうか。楽しみである。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2021年 『ブルーピリオド(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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