大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(2) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 106
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065111819

作品紹介・あらすじ

僕は鈴木実(すずきみのる)、16歳の高1。僕には誰にも言えない悩みがあるんだ。それは、時々高校時代の母さん(旧姓・大蜘蛛)が見えること。どうやらそれは、死んだ父さんの記憶がフラッシュ・バックしてるみたいなんだ。父さんの想いも混じってるせいか、僕は母さんのことを──。 このやり場のない感情をどうしたらいいんだ! というわけで、僕は煩悶の毎日を送っています……。

相変わらず僕の脳裏にフラッシュ・バックする母さんの高校時代。父さんの大蜘蛛ちゃんへの想いが積み重なって、僕はますます母さんのことを──。そんな中、母さんも高校で所属していた漫画研究会のヤンチャ女子・一(にのまえ)が、僕を入部させようといつも誘ってくるんだ。絵も描けない僕をどうしようっていうんだろう!? そんなこんなで、僕はエキセントリックな毎日を送っています。

感想・レビュー・書評

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  • この人しか描けないというものが好き。

  • "「ああ わたしのお尻って よく蚊がとまるのよ」
    「へっ…?」
    「昔 台所で洗い物してたら よくお父さんに 蚊がいるよってたたかれてたわ」
    『何!?その話!!
    「よくたたかれてた」って……それってほんとに蚊 いたの!!?それとも確信犯!?
    おれの場合はほんとに 蚊がいたんだからな!!!父さん!!』"

    線がすごく良いなぁとしみじみ。
    言えないことってなんだろうと思ったけど、そんなに深い意味で捉えるべき台詞でもないのかも。親子の間にも隠し事はいくらでもあるよね。

  • ほんと、攻めてる漫画である
    受け取り方は読み手それぞれだろうが、私としちゃ、ここまで、描き手の趣味、拘り、フェチズムが惜しげもなく詰め込まれている作品は大好きだ
    植芝先生がどう思っているかは分からないけど、仮に、藤島康介先生にライバルがいるとするなら、植芝先生の名は、ファンの口から必ず上がるような気がする
    どちらも、自分が描きたい事、読み手に伝えたい事を妥協しない人だしな
    ネームをチェックする担当さんとしちゃ、植芝先生がどんなマニアックさをぶっこんでくるのか、毎度、不安と期待が入り混じるんだろう
    改めて言うでもないが、主人公・実のマザコンっぷりが健全であるのは、とても好感が持てる
    コミックゼロスやcomicアンスリウムに時たま、母親と息子の近親姦ネタの作品が掲載されるが、私、この手のやつがあまり得意ではない
    まぁ、あくまで、この『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』は、実の片思いであるからこそ、プラトニックなんだろう
    実際、フラッシュバックした父親の記憶にある、母親の学生時代の姿を見て、我に返ってから、年を経た事で熟した美しさも目の当りにしたら、好きになっちまうのも納得である
    ブルマやスク水と言った、青春コスチュームだけではなく、何故、実の父母は付き合うようになったのか、いつ、好意が芽生えたのか、と言ったイベントも蔑ろにしていない点も、植芝先生らしい
    むしろ、見た目や衣装よりも、その手の青春イベントにこそ、植芝先生のロマンが詰まっているのではないか
    エキセントリックではあるけど、ストーリーは正道を行っている
    お約束の展開ばかりのラブコメに飽きた人には、ぜひ、お勧めしたい作品だ
    ただ、普通慣れしている人ほど、植芝先生の毒で、妙な扉が開いちまうから、そこはちょい、心配だ。責任を取る気は皆無にしろ
    実の中で、母親だけでなく、一もちょっとずつ、特別な存在になってきているようなので、(3)では、どんな変化球が投げてこられるか、楽しみだ
    どの回も、植芝先生の人間性が垣間見える気がするが、私としては、第8話「バリアフリー母子かよっ」が好きだ
    やっぱり、男たるもの、惚れた女を守るために、泥くらい被れなきゃな
    ありきたりかも知れないけど、恋に落ちるキッカケってのは、大体、シンプルなもんだ。そんなシンプルな理由から、「好き」が枝分かれしていって、根元の「大好き」が育つのが好いのだ
    この台詞を引用に選んだのは、反則だろ、この聞き方は、と思ったので
    乗るべきか、止めるべきか、そんな板挟みの中で葛藤すれば、鼻血くらい出ない方がおかしい
    ヒロインが彼氏を誑かす(言い方w)様が勉強になるのは、『ああっ女神さまっ』よりも、こっちの『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』だなぁ、と思った

  • きもい

  • ブロードウェイにピーコック、って事はやっぱり舞台は中野なのかなあって。

  • 今年読んだ200冊目のコミックでした。「スカートのはためき具合とか‪⋯‬プリーツの感じとか‪⋯‬そういうのをきちんと観察してわたしは描きたいの!」と語るお母さん。植芝先生もそういう気持ちで描いているのだろうと思った。第9話、体育の授業とお尻への視線の回はきい先生のクラシック「布団の中の宇宙」を思い起こすなど。

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著者プロフィール

1991年、コミックオープンちばてつや賞一般部門受賞。代表作に「ディスコミュニケーション」「夢使い」(2006年TVアニメ化)「謎の彼女X」(2012年アニメ化)がある。2017年より月刊アフタヌーンで本作「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」を連載。

「2020年 『大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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