アダムとイブの楽園追放されたけど…(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
3.57
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本棚登録 : 116
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065112878

作品紹介・あらすじ

これは、“禁断の果実”を食べて、めっちゃ怒られた二人の大人の「その後」の物語。/楽園追放されたあと、地球上で最初の人間「アダムとイブ」は、“全人類初”の子育てに追われまくっていた…。赤ちゃんをまったくカワイイと思えないイブは、地獄の子育てをどう乗り切るのか!? 禁断の実を食べるは神様相手にキレまくるは、罪深き人間ども(と、楽園在住の変態たち)による、 読むと脱力する創世記コメディ!

感想・レビュー・書評

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  • 全 2巻、読み終えましたよ。

    やっぱり面白い(^^)。

    はっきり言って、ミルトンの失楽園より面白い(^^;;;;;)

    ただ今回は、 1巻巻末の短編についてちょっと書きたいことがあるので…。

    大体世の中には、人生相談屋とか、占い師とか、スピリチュアルカウンセラーとか、引きこもり解決屋とか、他人の不幸をネタに、安易なおしゃべりをして飯を食っているインチキな連中がいるんだけど、実際に人生の難題に苦しんで生きている人は、こんな連中に相談したところで、何の解決も見いだせないと思うな。

    この連中の商売上の催眠術にかかって、問題が解決したと有頂天に夢を見る時もあるかもしれないけど、結局本質的な問題は何一つ解決していないし、むしろ多くの場合状況はもっと悪くなっているだろう。

    こういう自己満足の中で、自分の欲望を満たすためだけに善行をしている人間に、家族や人生の重大な問題をゆだねるとどうなるか、…、まあこの物語で描かれたような展開になるだろうね…。

  • まさか宮崎夏次系がこの題材で!
    しかも追放されたはずの楽園の神に「ちょい」とイブが声をかけたりする妙味。

  • やさぐれたイブ、イクメンパパのアダム、カイン(アダムとイブの子)に向かって「じぃじ」面をしたがる神など、癖のあるキャラクターたちの登場するギャグ漫画。1巻は、カインの弟・アベル登場まで。
    聖書の展開どおり、カインとアベルの兄弟殺しが起こるのか、それをどのように落とし込むのか、今後が気になる。

    巻末には読み切り『オカリちゃんちのお兄ちゃん』も収録されている。悲しく、優しく、美しい、夏次系節の短編。

  • 一応聖書の通りになってるから今後の展開もわかってる訳だけど、面白かった。
    アダムがいい奴で、理想のパパ。イブも強がりだけど本当は優しくて、素敵な夫婦ものになっている。
    でも聖書の中でアダムとイブの出番はそんなに長くないのに、タイトルは二人が主役みたいだし、どこまで描いてどう納めるのか気になる。
    次はカインのアベル殺しかなあ。楽しみ。

    「オカリちゃんちのお兄ちゃん」も良かった。

  • ああ私の固定概念ってみみっちい…と
    漫画の概念が大きく変わった一冊です。

    言葉と独特のイラスト、各キャラクターが印象的。

  • めちゃくちゃゆるい創世記の話
    イブがだいぶギャルでアダムがゆるい

    宮崎夏次系の長編にして新機軸

    相変わらず言葉選びの妙が光る

    この手のモチーフでは「聖☆おにいさん」が有名だけど、こっちはこっちでかなり面白い、いや面白かったです
    私は

    宮崎夏次系長編いけるじゃーんというのと編集の勝利なのか
    わかんないけど

    聖書になぞらえて今後も展開してくんだろうけど、反聖書というか、アダムとイブが神の言いつけや教えに抗ったり「こんなんでええんか」って言ってく現代アレンジのスタイルなので腑に落ちる

    わかるよ、イブ

  • "「イブよ…お前たちこの子の名付けをしているんだって?」
    「…そうだけど」
    「フッ…どうせ貧しい字面しか思い浮かばんことだろう
    二人合わせたとて所詮は足りぬ頭… そういうことはワシに訊け
    "カイン"どうじゃ」
    「なにそれアイ〜〜ンみたいでやなんだけど」
    「つべこべ言うな!!」"[p.45]

    https://babymofu.tokyo/_tags/アダムとイブの楽園追放されたけど

  • おお、新作はこういう感じでくるのか〜
    子育て系のネット漫画に描いてるみたいで、先生なにか変化があったのかなあとか深読み。
    巻末読み切りは懐かしい泣きそうになる夏次系先生でした。

  • 宮崎夏次系ファンから言わせて貰えれば読み易い作品にはなったが此れまでの作風と比べるとえらく方向性を変えてきて面食らう。ポエミーな文章、センチメンタルを誘う情景は薄くてコメディテイストになっている。コメディテイストでもその笑いの独創性が光っているのは流石としかない。著者の環境に大きな変化があったのか、作品と共に気なるところ。

  • 宮崎夏次系はこれまでもちょっとヒリヒリする物語のなかにクスッと弛緩させてくれるギャグを秀逸に描いてきたけれど、そのギャグ100%で描かれた感じ。くどさはあるけどこれも好き!

    聖書ギャグといえば「聖☆おにいさん」を思い浮かべるけど、あちらはあくまで現実世界にちょっと非常識を持ち込みながらも奇妙なバランス感覚で「生活」を描くものだった。こっちは完全なファンタジーで異空間。いかんなく夏次系のポエミックワールドが炸裂しています。

    巻末の書き下ろし短篇があるのも嬉しい。やっぱ夏次系はこういう短篇がむちゃくちゃいい。

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著者プロフィール

作者の初単行本『変身のニュース』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門「審査委員会推薦作品」に選出され、評論家や目利きの書店員から2010年代を牽引する逸材として注目を集める。その後出した短編作品集『僕は問題ありません』が、「俺マン」トップ10入り&「このマンガがすごい!」にランクイン。他の作品集に、『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』『ホーリータウン』『夕方までに帰るよ』『なくてもよくて絶え間なくひかる』(以上すべて全1巻)『培養肉くん』がある。

「2018年 『アダムとイブの楽園追放されたけど…(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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