カバチ!!!-カバチタレ!3-(19) (モーニング KC)

著者 : 田島隆 東風孝広

• 講談社 (2018年4月23日発売)

作品紹介・あらすじ

喫茶店を営む男、人吉。彼は常連客であるヤクザの犯罪に巻き込まれて服役することに。やっとの思いで出所してみれば、刑務所で出会ったヤクザにつきまとわれる。社会の裏側に潜む者たちと法律で戦う１９巻！

感想・レビュー・書評

[katatumuruさんの感想 · 2018年7月8日]

いつもとちょっと違い、ほとんど主人公の登場しない巻だった。
内容的には刑務所とはどんな所か、ヤクザとはどういうものか、というのが描かれたものとなっている。

今回の相談者は喫茶店のマスター。
彼はひょんな事からヤクザと関わりをもつようになり、それがもとで刑務所入りする事に。
そこでもヤクザにイジメを受け、何とか耐えて仮釈放されるも、その刑務所で知り合ったヤクザに居所をつきとめられ、またも関わりを持つことに。
それで、心配をした奥さんの相談により、田村が登場。
田村は体当たりで反社会派勢力に立ち向かう。

今回は、罪を犯して刑務所に入るとこんな待遇が待ち構えている。
下手にヤクザに関わるとこんな事になる。
というのをリアルに見せている。
かなりヘビーな内容だけど、何となく登場人物たちの言動がコミカルなので暗くはない。
だけど、全体的に不快感がいっぱいで、読んでいて楽しくはないし、恐いな・・・と思った。

[gmindさんの感想 · 2018年8月26日]

ヤクザに交通事故の処理を頼んだのがまちがいで、さらに喫茶店の二階を賭博場に貸すというのも論外。いくら気が弱いとは言えあまりに無知な主人公。刑務所内の生活ぶりは知ってることも多いが丁寧に描かれていて面白い。また、ヤクザに目をつけられると逃れるのがタイヘンということがよく分かる。後半の拉致の話は少し「がんぽ」風になりまた。

[Garnetさんの感想 · 2018年4月24日]

ヤクザと関係を持つのはやめましょう。
と言う提言ですね。

著者プロフィール

1968年広島県呉市生まれ。家庭の事情で高校を中退。1983年以来、独立して生計を営み、数多くの職を経験する。1988年に法律家を志し、司法書士補助者を経て1991年に海事代理士試験に合格。同年、呉市に田島海事法務事務所をかまえ、現在まで海事代理士・行政書士として活動している。1996年より大手法律資格学校講師も経験。1999年より「モーニング」にて『カバチタレ！』、2005年より同誌にて『特上カバチ!!』、2001年より「イブニング」にて『極悪がんぼ』を連載。2009年9月より『激昂（ブチギレ）がんぼ』を連載。2013年5月より『カバチ!!!』の連載を開始した。広島県呉市在住。

「2021年 『カバチ！！！－カバチタレ！3－（39）』 で使われていた紹介文から引用しています。」