UQ HOLDER! (vol.17) (マガジンKC)

  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065115725

作品紹介・あらすじ

都に行って一旗揚げる! それが近衛刀太のでっかい夢。村長が課した旅立ちの条件は、育ての親であり、優れた魔法の使い手、雪姫を倒してみせること。雪姫に挑戦する日々を送っていた刀太だが、2人の前に現れた賞金稼ぎとの戦いによって、自分が“不死身”の存在であることを知る‥‥! 『ラブひな』『魔法先生ネギま!』の赤松健最新作は、“不死者”たちが躍動する近未来バトルファンタジー!!


カトラスの急襲を退けたUQホルダーだったが、新たな脅威が世界を襲う!! 軌道エレベーター列車に仕掛けられた核爆弾。救うべきは、千人の命か? 百万人の命か!? それとも、キリヱの心か!!? 極限の選択を迫られた刀太に、カトラスの歪んだ憎悪が暴発する!!

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙ステーションテロ事件と、中断されていた本作世界の過去編。
    これまで以上に、刀太に「人を、世界を救うこと」の重さを突きつけた、重要なエピソードだった印象です。
    そして、過去編。
    ここまでボロボロになったネギくんがそれでも戦い続けるの、もうそれだけで泣ける。

    ◆登場人物紹介ページ
    キリヱが完全にヒロインのポジションに。
    そこ前はエヴァンジェリンがいたところじゃん!
    九郎丸はどんどん端に追いやられていく……悲しみ。

    ◆「Stage.145 百万人か、千人か。キリヱか。」
    サブタイトルが良い。
    こう、セカイ系っぽくて。
    具体的な数字が入っているところが、セカイ系の先にいる印象を受けさせますね。

    このテロ関連は、色々作劇的に丁寧にやっている印象のエピソードでした。
    追い詰められた刀太に発破をかけるキリヱ、意見をぶつからせる夏凛と九郎丸。
    意思と選択肢をちゃんと示してくれていて、優しい展開ですよね。

    ◆カトラス
    えぇ、死んじゃうの、最後まで出てくると思っていたのに。
    これに限らず、最近立てた予想がことごとく外れていて、恥ずかしいけど楽しくもあります。
    この子を救うことが重要だと思っていたんですが、この考えは源五郎に否定されていますね。
    好きな台詞です、抜粋。
    「あの子はどうあっても救えなかった あの子自身が選んだんだ あの子を救おうというならそれこそネギ=ヨルダになる他はない けどそれは間違っているよ刀太君 そうだろう?」
    こういう、「誰にも救われたくないけど救われたい人」という論理的に整合性の取れない人は救えない、がこの時代の結論でした。
    後にこれに答えたのが「スーパーカブ」(私はアニメしか見ていないので、ひとまずアニメ)なわけですね。
    時系列的には多少前後するかもですが。
    この辺り踏まえて読んでいきたいです。

    「思考を止めるな 考え続けろ それだけが唯一……」
    物語のこの時点で最もベターな答えが、この台詞ということですね。

    ◆過去編
    明日菜がいないことで大きく変わる世界。
    のどかと夕映の在り方には、「なるほど、そういうことかぁ」と唸りました。
    そして千雨ですよ、いや、これはないだろ、どこまでネギくんを追い詰めれば気が済むんだ……。
    (戦うしかないのだけど)それでも戦い続けるネギくんが愛しいです。
    本巻的には、一度折れてしまうところまで。
    でもその後立ち上がっているから、今の世界にになっているんだよなぁ。
    ネギくんに子供がいないのも、納得です。
    うぅ、なんか喪失感が……。

    ◆その他
    ・「名誉の脱衣」
    初めて聞いたわ、そのワードw
    負傷しないからね……。

    ・刀太の生まれ
    試験管ベイビーかと思っていたけど、ちゃんと愛されて生まれたのね。
    物語に関わってくるかは別として、これ、とても大事なことなんじゃないかと思います。

  • アスナが居る事で全てが上手く回ったネギま!世界に対し、アスナが居ないUQ HOLDER!世界のネギはどういう展開になったのかという話。
    ヨルダに負け、幾人も仲間を失い失意のネギは、エヴァの元を訪れる。
    次巻に続く。

  • 前巻にひきつづき、相変わらずの壮大さ。
    死なないUQHOLDER陣も中々苦戦しているのが面白い。

  • ずいぶんと話が重くなってしまった

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著者プロフィール

赤松 健(あかまつ・けん):1968年、愛知県生まれ。参議院議員・マンガ家。日本漫画家協会常務理事等も務める。中央大学文学部を卒業。1993年にマンガ家デビューして以降、28年間にわたり連載を継続。世界各地で行われるカルチャーイベントに招待されプレゼンテーションを行う等、マンガ・アニメを通じた日本のコンテンツの魅力を世界に発信している。特に著作権分野に造詣が深く、政府や政党の会議に有識者として参加してきた。主な作品に『A・Iが止まらない』『ラブひな』(第25回講談社漫画賞・少年部門受賞)『魔法先生ネギま!』『UQ HOLDER !』など。

「2024年 『マンガでたのしく!国会議員という仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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