はくちょうのみずうみ チャイコフスキー音楽より (いわさきちひろ名作絵本)

  • 講談社 (2018年6月21日発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (26ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065116067

作品紹介・あらすじ

  らっぱが高らかになって、またひとり、王女がはいってきました。
  「オデッタ、きてくれたのですね。」
  ジークフリートは、まっ黒なドレスをきた王女にはしりよると、さけびました。
  「わたしのおきさきは、このひとです。」
  「きまったぞ、あたらしいおきさきが。」
  ひとびとがよろこびのこえをあげたとき、
  窓のそとで、かなしげな声がしました。
  「ジークフリートさま、
  あなたは悪魔にだまされたのです。
  オデッタはここにいます。」


チャイコフスキー音楽の名作『はくちょうのみずうみ』。

時代を超えて愛され続けてきた、いわさきちひろの名作えほんシリーズから、
人気の『はくちょうのみずうみ』が、
名久井直子の装丁でかわいいサイズの絵本になりました。

美しくはかない白鳥のむすめたち、
おそろしい悪魔に立ち向かう王子などを描いたさし絵はやさしくも迫力があり、
ページをめくる手がとまりません。

童話作家の立原えりかの端正な日本語でつづる物語は
明るい結末となっており、小さい子どもたちへの読み聞かせにもぴったり。
手元においてときどきながめたくなる特別な1冊です。

*オールカラー 12点の絵を収録
*すべての漢字にふりがなつき
*本書は『いわさきちひろ・おはなしえほん(2)はくちょうのみずうみ』(1984年刊行)を新装・改訂したものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジークフリート、オデッタ、悪魔の娘

    最後は池に沈んでも神様が助けてくれて大きな貝に乗って上がってくる。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

(1918-1974)福井県生まれ。東京で育つ。子どもを生涯のテーマとして描いた。1977年アトリエ兼自宅跡に、ちひろ美術館・東京開館。1997年安曇野ちひろ美術館開館。

「2020年 『ひとりひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いわさきちひろの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×