綺羅の皇女(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.18
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本棚登録 : 198
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065118351

作品紹介・あらすじ

華麗なる和風王朝ファンタジー、幕開け!

皇族ながら、両親の愛を知らずに修道尼院で育った皇女・咲耶(さや)。真秀皇国(まほらこうこく)の皇帝しか見るはずのない予知夢を見る咲耶は、それを他言することを厳しく禁じられていた。隣国に嫁ぐため渡海したある日、夢で故国の惨状を知るも、咲耶は知らせる術がない。しかし――。権謀渦巻く皇国で、特異な生を受けた少女の運命は!?

~~主な登場人物~~
咲耶(さき): 真秀皇国の皇帝・凰輝の従姉。予知夢を見る十六歳の少女。
凰輝(おうき): 父で前帝の寿鳳(じゆほう)を早く亡くし、幼くして皇帝に即位。
汀子(みぎわこ): 咲耶の母で、皇帝の身の回りの世話をする女官長。
才明(さいめい):西海国の皇帝。咲耶と婚約を予定している。
サード:才明に仕える、心優しき謎めいた美丈夫。

感想・レビュー・書評

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  • 他のレビューでもツッコまれているが、国ごとの設定は統一したほうが違和感が無かったなとは思う。
    和風と思いきや「ユニコーン」て……せめて一角獣とか。
    ごった煮にならごった煮で納得できるものもあったのかもしれないが、所々出てくる描写や名称の選び方が気になって集中しづらかった。

    いいとこ取りし過ぎて「うsssssっすw」てなりました(苦笑)

  • 「十二国記」の王と麒麟の関係や「輝夜姫」のクローンとかの、悪く言うと二番煎じ、良く言えば良い所取り。」それらの作品が大変面白いので、これ以上真似っこにならずオリジナル性が生きてくれば期待できそう。とりあえず、隣国の本体の王様が、咲耶にデレテくれればいいのに。

  • 平安王朝ファンタジー。
    幾作もあって、もういいか、という気もしつつ、でも読んでみた。

    クローンは…カズオ・イシグロを思い出す。
    西海で海賊まがいの活動をする伊勢家の忠守・清守は、平忠盛・清盛父子を思わせる。
    きっと、もっとこの手の作品を読みなれている人なら、下敷きになっているものをたくさん指摘できるのだろう。

    ただ、私が面白いと思うのは、ヒロインの咲耶が、無力なことと、それに自覚的なこと。
    大河シリーズになるのかは分からないが、彼女がどう育つのかは気になる。

  • 予知夢を見る皇女のファンタジー小説。平安時代くらいのイメージ。
    2020/5/9

  • 同作者の斎姫異聞シリーズが好きだったので、期待に胸を膨らませながら手に取った。

    つまらない訳ではないけれど、いまいち方向性の掴めない物語だと思った。
    主眼はロマンスなのかなんちゃって王族流離譚なのかはたまた政争なのか。冒険活劇というには主人公が情けなさすぎて締まらないし…。和洋中すべてを内包する世界観も、中途半端なせいで互いに良さを打ち消し合ってしまっているように感じる。
    ただ、流石と言うべきか、和の描写は上手くて読んでて安心感があった。やっぱり得意分野なのかな。

  • 和風ファンタジーであるのに
    ユニコーンとか
    遺伝子操作でクローンとか…
    何だこの異素材コラボは(笑)

    でもまあ
    頑張る姫とお家騒動
    姫を守る美形男子の女装に
    皇帝の予知夢とか
    面白素材をぎゅーぎゅー詰め込んでるね

    今回は物語のステージが出来上がった所かな
    今後の展開に期待だな

    コミック感覚で読めるので
    重い本を読んだ後なんかにいいかも

  • 和風ファンタジーの序盤でユニコーンはないわー。せめて一角獣には出来なかったのか…。
    隣国との文明の差も気になります。鎖国でもしてるの?というレベルでは。

  • <学生選書コメント>
    皇族ながら両親の愛を知らずに育った皇女咲耶。
    隣国に嫁ぐための峠を越えたある日、
    予知夢で故国の惨状を知るも知らせる術がない。
    権謀渦巻く皇国で特異な生を享けた少女の運命は・・・。 

  • 驚くほどライトな仕上がり、ライトな主人公
    なぜライトなレーベルで出さなかったのか

    和風ファンタジーかと思いきや、ユニコーンやクローンがでてくる ごった煮ファンタジーだった

  • 時代背景は過去設定。
    でもクローンは出てくる。
    予知夢ありだからきっとAIはない
    不思議な世界だが、そういうものだと思えば別にありかな。時代背景も所変われば今でもあんな感じのとこもあるやもだし。

    主人公がおっとり善人なのに対しお母さん強烈悪女で恐ろしい。でも皇帝は意外と理解があるからいい。

    2019.2.19
    33

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著者プロフィール

宮乃崎桜子

「2018年 『綺羅の皇女(2) 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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