若様とロマン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 86
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065118481

作品紹介・あらすじ

明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってくる。しかし平和そうに見える世の中に、不穏な空気が漂いはじめていた。数年以内に“戦争”が始まるかもしれない――。
明治になって現れた「成金」のひとり、小泉琢磨は、戦へと突き進む一派の意向を押さえるべく動いていた。が、このままでは開戦派のやりたいようになってしまうという懸念から、今いる仲間以上に人を集めようと考える。
その秘策がなんと、「若様たちのお見合い」だったのだ! はたしてその成り行きは――?

感想・レビュー・書評

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  • 明治を舞台にした日常の謎的な話
    謎解きはそんなにメインではないけど、明治時代の描写や登場人物の心理がなかなか面白い

    主人公の普段の生活があっさりしか書いてないので、爺やとの生活や巡査の仕事がどんな感じなのか具体的に描写があるとよかったかなと思う

  • 沙羅さんがとっても良い。

  • アイスクリン強しの続編であり、丁度本屋に平積みされていたところに出くわした為、これは続き読むべきかなと思い至り購入。好きな世界観です。読み途中。

  • 明治維新から20年以上経ってもなお、国家制度を整えている時代。
    富国強兵が富国から強兵に傾いていった時代。
    この頃はまだ反戦的な主張も比較的許容されていたらしい。
    若様たちは反戦の人脈形成のため、見合いをすることに。
    手法は江戸時代を引きずっているが、しかし、娘たちにも思惑がある。そこに明治にらしさが。

  • 江戸の世が続いて入ればお家の跡取りたる若様方。明治という世になったのに、味方の人脈作りはこの方法??まるで江戸時代に逆戻りではありませんか!
    外国で勉強しようという気概を持ったお嬢様方のほうが逞しいですよね。

  • 2018年8月22日購入。

  • 明治のきらきらしさから次第に軍靴の音が聞こえる、先行きの暗い時代になっているのがさみしい
    加賀には幸せになってもらいたいものだなあ
    園山はもうそのままでいいとおもう
    妬みを一身に浴びる美男&益荒男として

  • 戦争を遠ざけるための秘策は、若様たちのお見合い!? 

    平和に見える明治の世に漂いはじめた不穏な空気。実業家の小泉琢磨が開戦派に対抗するための秘策はなんと、若様たちのお見合い! 一筋縄ではいかない縁談ばかりだが、めでたくまとまるご縁もあって!?

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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