聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 81
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065119433

作品紹介・あらすじ

「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位
今、最も読むべきミステリ!!

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。
不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか?
探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 今回はミステリーの難易度が前作より高かった。
    反証あたりは流し読みになってしまった(苦笑)

    折り返し地点で、フーリンが自分が犯人だと内心で告白したときはびっくりした。
    自分の目も聯と同じように関係者ばかり見てた。
    ただ、聯が反証していく内に苦々しそうにしてるフーリンの描写でもしや…?と少しだけ疑ってはいた。
    けど、結局は違って、ウエオロがきっちり反証というか証明してくれたからホッとした。
    確かにフーリンにしては込み入った手口だよな。
    ウエオロの言うとおり、フーリンは少しずつ変わってきてるよな。
    それをウエオロが分かってるところがエモい。
    この二人の関係性ほんと好きだ。

    犯人がまさかの時子さんで驚いた。
    一番最初に花嫁か時子さんのどちらかかなと少し思ったけど、すぐに他の人を疑ったから、最後の最後で時子さんだとは……予想外だった。お見事!
    花嫁の父親が最後は戦う姿勢を見せていたのが分かって良かった。
    花嫁も少しだけ報われたかな。

  • 面白い(笑えるという意味で)。一気に読んだ。前作よりもずっと読みやすくなっている。犯行可能性のパターンが表になってたり、いきなり図がでてきたり、ややこしい理論を理解できないアホの子に賢いキャラがざっくり説明してくれる描写があったりのイージーモードなので、ますます漫画チック。普段ミステリを(むしろ小説を)読まない派は、前作より先にこちらを読んでも良いかもしれない。
    内容に言いたいことや心に残る事はないけど、ただ面白かった(すごく褒めてる)。

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プロフィール

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』(本書)でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。

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