- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065119938
作品紹介・あらすじ
自分は、演芸を撮りはじめた日から落語・演芸の国の片隅に住まわせてもらっている。この国にこの先少しでも長くいるためには、変わることなく演芸写真家としての仕事をまっとうしなければならない。それは、ぜひ聴いてほしい観てほしいと思う芸人さんの姿を紹介しつづけていくことだと思っている。そして、自分が撮った写真がきっかけとなって落語・演芸に興味を持ち、高座に足を運んでくれるお客さまが一人でも増えたら、演芸写真家にとってこれ以上に嬉しいことはない。(中略)この本に紹介している新真打や、すでに大活躍し、多くのお客さまからの支持を集めている人気の二ツ目さん、新たに前座さんから昇進した期待の新二ツ目さん、そして日々夢を持って努力を続ける前座さんたちといったこれからの落語界、演芸界を担うであろう数多くの若手芸人さんたちの姿をファインダー越しに見るたびに、自分は明るい未来の拡がりを感じることができる。/数十年後、未来の落語・演芸ファンが、/「いま、大人気の○○師匠もこのころはまだ若かったね」/と懐かしく語り合うだろう将来の大看板がこの本のなかにいると信じて、これからも芸人さんへの愛情と尊敬を込めて高座に向き合っていきたい。(「あとがきという始まり」より)
感想・レビュー・書評
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何かに打ち込み、成し遂げようという覚悟を持った男の顔がここにある(少しだけ女性も)。多くの噺家が、橘蓮二に写真を撮られたいとあこがれる理由もよくわかる。
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永年続けられてきたことに意味があるとすれば、それは何より信頼感の醸成なのではないだろうか。
演者の生き生きとした表情は、その人にしか出せないものであり、また、その瞬間を、その光を捕まえることができるのも、この方であればこそと言えるのではないだろうか。
著者プロフィール
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