『ネクロノミコン』の物語 新訳クトゥルー神話コレクション2 (星海社FICTIONS)

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本棚登録 : 74
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065120040

作品紹介・あらすじ

話題の新訳クトゥルー神話シリーズ第2弾は禁断の書ネクロノミコンを巡る傑作集。「ダンウィッチの怪」「ピックマンのモデル」を所収

感想・レビュー・書評

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  • 新訳クトゥルー神話コレクション第2巻。
    <収録作品>
    無名都市
    猟犬
    祝祭
    ピックマンのモデル
    『ネクロノミコン』の歴史
    往古の民
    ダンウィッチの怪異
    アロンゾ・タイパーの日記(ウィリアム・ラムレイのための改作)
    アロンゾ・タイパーの日記[初期稿]ウィリアム・ラムレイ

  • 創元の全集を持っているので、新訳でどうなったかが主な興味ではあるのだが、星海社版はやっぱり取っつきやすくなっている印象。しかし前回の時も思ったが、割と今時の画風がカバーなのはちょっと面白い。
    (しかし、ラヴクラフトも、面白いとは思うけど怖くはないよなぁ……)

  • 本署の良いところは、ほとんど『クトゥルーの呼び声』の方で書いた。
    しかしもうひとつ利点を挙げておきたい。
    それは、「初稿」が併載されている事。
    そうか~最初はこんな風に書かれていたのか、という事を比較するのはなかなか興味深いものがある。

    しかし、ネクロノミコンというものが、存在感を増していく過程を追うのもなかなか面白くて、巻末の解説が大変面白かった。
    もっとも、存在感を増している事には、多少、害もある。

    個人的な敬虔になるけど、以前私はあるMMOのチャットで、
    ネクロノミコンが実在する、大英博物館などに所蔵されていると主張してやまない人と遭遇してしまった事がある。
    どれだけ反証を揚げてフィクションなのだと言っても聞く耳を持たなかった。
    つまり、ネクロノミコンとクトゥルー神話は、一部の人にとって、信仰の領域に入ってきているのでは、と疑う。
    これはちょっと怖い事だ。
    『ピーター・パン』を引くまでもなく、人が信じる事をやめてしまったら、妖精は存在できなくなる。それは神にしても同じ事だろう。
    逆に、全くのフィクションであっても、堅く信じる人が増えていったら、逆の事が起こるのでは。
    どうしますか。
    本当に、海のどこか、底知れぬルルイエになにかわけのわからない触手のあるものが眠ってたら。

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著者プロフィール

ライター、翻訳家。TVアニメやゲームのシナリオ/小説の執筆の他、各種媒体の作品で神話・歴史考証に携わる。
翻訳者としては、S・T・ヨシ『H・P・ラヴクラフト大事典』(日本語版監修、エンターブレイン)、リン・カーター&R・M・プライス『クトゥルーの子供たち』(立花圭一との共訳、エンターブレイン)、ロジャー・ゼラズニイ『虚ろなる十月の夜に』(竹書房)など。クトゥルー神話研究家として数多くの著書があり、2018年『All Over クトゥルー クトゥルー神話作品大全』(三才ブックス)を刊行している。

「2020年 『宇宙の彼方の色 新訳クトゥルー神話コレクション5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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