読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
2.61
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本棚登録 : 292
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065120057

作品紹介・あらすじ

読んでも読んでも忘れてしまう。だから読書が嫌になる……本を読むすべての人を悩ませるこの大問題を、人気書評家がやさしく解決!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルどおり、読んでも読んでも忘れてしまうため、このブクログを始めた。
    が、数年後に感想を読み返してもうすらぼんやりしか思い出せなかったり、まったく思いだせない本も多かったので、読み直すか、それとも…。と悩んでいたら目に入ったので借りた。

    結論から言うと、人間は忘れる生き物なんだから、忘れてしまう…と悩んでも仕方ないわよ。と諭されたw
    読んで内容が覚えられない…と自己否定に走る必要は全くない。
    だって忘れるのが当たり前だから、開き直ってしまえ。
    →マインドフルネスの考え方

    だいたい忘れるのって、ミステリなどの小説なんだよね。
    色々と犯人が複雑なトリックを仕掛けたり、主人公が悩んだりしたのは覚えてても、登場人物の名前や、詳細な流れは覚えていない。
    だが、それで十分だと著者は言う。大切なのは1%のかけら。

    ◇読書コンプレックス
    忘れてしまった…と落ち込むのは、内容を忘れることが良くないことという思いが根底にあること。
    読書習慣がついてきたからこそ、自分への期待値も高くなり、欲が出て覚えなきゃ、忘れないようにしなきゃと思う。
     →そこから人より劣っているのではという不安や、また忘れたという小さな自分への失望が積み重なり、読書コンプレックスになる
    ただ、自分は一律そうかというとそれだけではないと思う。理解力の低さに落ち込むことはもちろんあるが、昔は覚えられたのに忘れてしまう=老化への恐怖もある気がする。

    ◇著者のいう1%のかけら
    大切なのは漠然とした感動を得ること
    →小さな断片が大きなものを与えてくれる。
    →忘れてもいいから読み続けることで、コツをつかんで覚えることが増える。
    →不快に思った、感動したという心に忠実になることで自分の価値観をカスタマイズしていく
    →視野を広げるために興味のない本をあえて読んでみる

    ◇覚える内容はひとそれぞれ
    著者がすすめる読書シチュエーションを記載しているが、覚える習慣というより、読書習慣をつけるための話。
    ・書店ウォーキングメソッド…ジャケ買いすると、元を取ろうと必死で読む…前半と矛盾してないか?読書習慣に刺激を与えるための話っぽい
    ・山手線でよむ、高尾山で読む、地下鉄のホームで読む…シチュエーションを使いこなす。。。読むにはいいけど記憶するにはあまり向かないかも。
    ・周りの風景と本の内容を紐づける…旅行記や歴史本ならいいかも?
    ・朝起きてすぐ10分読書…続きが気になる状態で終わるので集中できるとあるが、うっかりそのまま読んで遅刻しそうだからこれも自分的にはいまいち…。

    やはり記憶にはアウトプット3回が自分にはベストなので、読んでメモをとり、ブクログにまとめ、誰かに本の内容を読書会などで発表するのが覚えるのに最適だとわかった。

  • ページ数も100Pちょっと、文章も平易な表現で書かれているので
    読みやすい本です。

    「1冊の本から1%のカケラを見つけられれば、その読書は成功。」
    この一言は読書が苦手な方に心の支えになると思います。

    印南さんの書籍は、どれも「読書が苦手」と感じる方を励ましてくれる
    優しい本の読み方を教えてくれます。

    本の内容は忘れること、という前提で読む。
    読書という経験が1歩前に進んだという大事な経験。

    自分のペースで、楽しい読書ができるように応援してくれる、そんな1冊です。

  • 【No.297】「もし目の前にあるものがマイナス要素だったとしても、視点を少し変えてみるだけで、それは武器にもなりうるということ。具体的には、”できない”が”できる”という方向を向いたパワーになるということ」「その本を読んだこと(体験)によって、それまでの自分にはなかった価値観なり考え方なり視点なり、”なにか”を得ることができます」「”読書していたときの記憶”と”読書していたときの光景”、そして”そのとき読んでいた箇所”、この三者は強く連動するもの」「SNSは基本的に、”他者に見られること”を前提としたメディアなので、自分がいいと思ったものを公開したいとか、自分が思っていることに共感してほしいなど、他者がいてこそその役割を果たすという側面があります」「”読書している人”と”読書していない人”の差は、会話から業務上の書類まで、あらゆるところに反映されます。見る人が見れば、”ああ、この人はちゃんと本を読んでいる人だな””この人は、読書に縁のない人だな”ということがはっきりわかる」

  • タイトル通りの本。読書がつらい人に向けて、ありのままで読書を楽しめるよう心のケアになっている。

    ただ、自分自身多くの本を読み、その中の多くを忘れてきているが、読書において特に著者が想定する強迫観念を持った読者ではないので、とりわけ新しい発見はなかった。読書に関しては読書好きの人が色々な読書術に関して既に本を書いているが、それらと読み比べてもいまいち物足りない感じであった。

    個人的には読書をすることに何らかの制限がない限りは、自分の読みたい時に、読みたい場所で、読みたいように読むのがいいと考えている。その中で、何か一言刺さるものがあればいいし、仮になくても気にせず、また次の興味に惹かれて読書の旅を続けていけばいいのである。

  • 文量は190ページと短く、一気に読めてしまう量である。忘れることは必然であり、忘れることをまず、受け入れることが重要。そして、1冊の本から1%の心に残るものを見つけるつもりで読むべきとのこと。
    忘れないためには、自分なりの忘れない方法を見つけて実践すべし。
    何よりも本を読むことに構えすぎず、本を読むことを好きになり、続けることが重要であることを学びました。
    本読むこと自体に勇気を与えてくれる1冊です。

  • 忘れて当然ということを受け入れる。
    そして、楽しみながらいろいろ試してみる。
    自分のための読書なのだから、自分に
    とって価値のあることが少しでもあれば
    充分。必要なところだけセレクトする
    編集的な読み方も良さそう。気楽に
    読書を楽しもう。

  • 積ん読状態に焦りを感じてたけど、気持ちが楽になった。Twitterでの読書メモを始めるキッカケにも。記憶することにこだわらず、読書するという体験を気楽に楽しもうと思う。

  • 「忘れる自分を受け入れる」限界を先に受け入れましょう、そのほうが楽に読書できますよ。「本は消耗品」自分なりのやり方でいいので数を読みましょう。 はじめにと第4章を読めばいいですかね。こんなに肩肘張って読書している人が多いってことなんでしょうかね。

  • <学生選書コメント>

  • 結局、読みたいように読めば良い。暇つぶしであれ、何であれ。

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著者プロフィール

印南敦史
(いんなみ あつし)

作家、書評家。
株式会社アンビエンス代表取締役。

1962年東京生まれ。
広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、
音楽雑誌の編集長を経て独立。
書評を出すたびAmazonランキングが
急上昇する人気の書評家となる。
主な書評発表媒体に、
「ライフハッカー[日本版]」
「東洋経済オンライン」
「ニューズウィーク日本版」
「マイナビニュース」
「サライ.JP」
「WANI BOOKOUT」など。
著書に『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)、
『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、
『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』 (星海社新書)のほか、
音楽関連の著書も多数。
年間約500冊という驚異的な書評量を誇る。

「2020年 『書評の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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