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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065121245
作品紹介・あらすじ
『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS!魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 一九六九年。東京大学安田講堂をめぐる、魔人学生と魔人公安との戦いが勃発する!ウンコを使って戦う魔人刑事!股間から発射する粘着性の体液で戦う常時まるだしの魔人刑事!対する魔人学生側も。わけわかんねぇけど、最高にアツい異能力バトル!!
感想・レビュー・書評
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本当最高のコミカライズ。アクの強すぎる(が、面白さは保証済)原作を、横田先生の巧みな筆致で、下品なネタを不快になりすぎないよう、表現制限にひっかからないよう上手く描く。『戦闘破壊学園』における「全ての金玉に災いを!」みたいな感じで「二丁拳銃(ちんことピストル)対小学生女子のおしっこ」といったインパクトのある惹句を生み出しているあたり流石(原作読んでると色々麻痺してきてそれが異常な描写であることを意識しなかった)。
清水一物がお気に入りのキャラなんですが、ボードゲームのデザインを踏襲しつつ異常性とシリアスさを兼ね備えたカッコよさでますます好きになりました(まるだしだけど)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
血と汗と涙と×××と〇〇〇と△△△と暴力とその他色々に塗り替えられた歴史の一ページ。
ここは――かつて国家を主導した「魔人」と呼ばれる異能力者たちが敗戦の煽りを喰らい差別される側へ転落した戦後日本。
この世界においても現実の歴史と同じく、学生運動の嵐が吹き荒れていました。
そしてその行きつくところ、教育現場での差別撤廃を目的とする法案「学生自治法」成立に向けて、魔人学生たちと警察権力、「魔人公安」たちの衝突も最高潮に達しようとしています。
そこにあったのは理想を求めて血を流した若人たちの涙の記録である以上に、あまりにも無惨で、汚泥と白濁液に塗れた見苦しい戦いでした――。
ダンゲロス・シリーズ長編第三作『ダンゲロス1969』、漫画化不可能と言われた同作、満を持してのコミカライズです!
絵筆を執るのは第一作『戦闘破壊学園ダンゲロス』をオリジナルも加えながら八巻でまとめきった「横田卓馬」先生。週刊少年ジャンプでの数度の連載を経て、再び「ダンゲロス」に挑みます。
前回と比べてもエログロの絶対量が跳ね上がり、読者に伝えるべき情報と、網膜に映る絵との兼ね合いに苦慮されたと存じます。
戦闘破壊学園の時と比べ話の展開上、置き換えが効かないので尚更でしょうね。
けれど、強調と省略のデフォルメが利いた絵柄もあって成功しています。
流石に〇〇○や◇◇◇は白塗り、黒塗りは避けられませんでしたが、そこにある人体はそれしかありえないので、概ね察していただけると思います。
とはいえ、過半数の危ないネタは小学生的な着想の産物だったりするので、シリアスな展開の中で、大の大人同士が意味不明な能力の応酬を繰り広げるのが、謎の笑いと感動を誘います。
一巻の引きが「二丁拳銃(〇〇〇とピストル)VS女子小学生の□□□□」ってホントひどい。
そんな中、学生運動を主導する「プロ魔連(注:通称)」 過激派魔人団体「革マジ(注:略称)」、そして双方はじめ多数の学生団体を監視する「魔人公安」と。
今後の展開を担う組織、そして主要人物が顔見せ段階であれ、一巻時点にして出揃っています。
この辺り、過激なビジュアルや単語に隠れていますが、体制と反体制の対決と一言で言い切れません。
上記三つ巴を基本としつつも離合集散を繰り返す構図が早くも見えてきたということではないでしょうか? この辺りは横田先生、流石の情報のまとめ方ですね。
ちなみに一応の視点人物として『戦闘破壊学園ダンゲロス』にも登場したユキミ(認識としては若い頃とすれば概ね正しい)が登場しますが、彼もまた主人公であるとは言い切れません。
確かに一話丸々使った「岩波文子」と出会いと別れは圧巻でしたが、それだけではないのです。
この物語は群像劇です。読者の見方によって主人公が誰かは変わってくると思います。
よって、私見ですのであえて伏せます。
「 」を誰よりも魅力的に描けた、この一巻時点でラストシーンに向けた準備は八割がた終わっていると、私の場合、確信しました。
さて、一人の少女「岩波文子」の死をきっかけにして起こった学生運動、我々の歴史とは異なり、被差別民による公民権運動の属性、そして「魔人」という不確定要素も加えて果てしなく膨張していきます。
すべては「学生自治法」成立のために。
それは、一人の犠牲をきっかけに無数の屍を巻き込んでいく雪崩のようで。
止められたタイミングは何度もあったのかもしれません。けれど、それは巻き込む命の数を少々減らせたんじゃないか? その程度のようにも思えてしまうのです。
……とは言え。
真面目にレビュー書こうと思ったらかなり伏字使わないといけなかった事実からわかるように……、本質っぽい事柄だけがすべてじゃないんですけどね、この作品。
その辺は、帯を見た瞬間、理解していただけると思うのであえて真面目腐った話をしてしまいました。
かしこ -
気にはなるけど内容は酷過ぎる、良い意味で?悪い意味?
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早稲田畜生すぎる。
横田卓馬の作品
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