清らかな、世界の果てで

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 63
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065121436

作品紹介・あらすじ

天才毒物研究者・利根川由紀シリーズ第2弾! 「身体の中を小さな虫が這っている」と訴えながら死んだ父親。その友人も転落死し、死体から大量の虫が発見された。前代未聞の寄生虫犯罪が進行しているのか? 続発する噛みつき通り魔事件との関係は? 犯人の巧妙な意図を利根川由紀は看破できるのか。迫真の医学サスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 北里先生の本はほんとうに気持ち悪い。ゾワゾワする。
    それだけリアル。最初のページから怖い。

    今回は寄生虫の話でした。
    清潔で寄生虫なんて考えたこともなく生きてきたなと気付きました。
    寄生虫はたしかに怖いし、この話みたいに気持ち悪いと思った。一方、寄生虫が花粉症などを抑制する力があるのも初めて知りました。

    自分の知らないところでこんな怖いことが起きるかもしれない。
    すごくリアルで起こりそうで、すごく怖い。

  • 寄生虫に殺された男性、二人。感染経路は?寄生虫好きの利根川由紀の活躍ぶり。

  • 寄生虫の話はあまり読みたくない。

  • 川瀬七緒さんの赤星シリーズと似てますが面白かったです。筋は素直ですがキャラと馴染みのない分野、著者の医学的背景もあって、どんどん読み進めたいと思う内容でした。シリーズで読んでいきたいです。

  • シリーズもの2作目ですが初めて読みました。探偵役が変わっています。

  • 無駄に寄生虫について詳しくなれる本。
    現代日本を見てみると、なるほど確かに、考えさせられる。
    ちゃんとした知識の元に書かれているので新鮮でとても面白い。

  • 「身体の中を小さな虫が這っている」と訴えながら死んだ父親。その友人も転落死し、死体から大量の虫が発見された。普通ならありえない寄生虫に、天才毒物研究者・利根川由紀が挑みます。読んでいるだけで身体中がぞわぞわとしてきます。何が起きているのか、どうやって彼らは寄生虫に感染したのか。現代は除菌抗菌が進み、まさしく清らかです。だからこそ、想定しえない何かが起きたらどうなるか…。由紀の活躍は乱暴ながらも見事で、ミステリとしての動機や伏線のはり方、プロローグとの繋がりなども綺麗でした。今後の作品も楽しみです。

  • タイトルと表紙からは
    想像できなかった
    いいですね~~利根川さん

  • 2018.11.20読了

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著者プロフィール

1977年埼玉県生まれ、千葉県育ち。東邦大学大学院理学研究科生物学専攻終了。理学修士。日本卵子学会認定胚培養士。体外受精コーディネーター。『さようなら、お母さん』が島田荘司選 第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作となり、2017年にデビュー。デビュー作に続く天才毒物研究者・利根川由紀シリーズの『清らかな、世界の果てで』、『連鎖感染 chain infection』で医療ミステリーの新星として注目される。

「2021年 『アスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepius』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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