新装版 はやぶさ新八御用帳(八) 春怨 根津権現 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065121689

作品紹介・あらすじ

三河以来の直参旗本、森川家は金に困って遠縁に当たる山崎家から養子を迎えた。道楽者と評判の山崎直三郎は三十半ば、妻となる久代は急逝した先代・兵太郎の娘で、まだ十四歳だった。祝言を間近に控え、直三郎が一服盛られた!? ご存じ南町奉行の懐刀・隼新八郎が解きあかす江戸の怪事件。表題作をはじめ七編を収録した傑作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 結構おっかないというか、何やらかしてくれてんの
    的な作品は多かったですね。
    特に色事な!!もうこういう関係はやばいのしか出てこんの!!

    だけれども一番きつかったのは
    最初の時点では隠されていたけど
    あとから犯行を重ねた「奴ら」が
    とんでもないことをしでかしていた最後の作品ね。

    なぜタイトルがこれかは
    こいつらをとっちめるときに分かります。

    それがいかにつらいことか…
    よくわかることでしょう。

    厳しいとパワハラは違うんですよ。
    本当に。
    紙一重ではあるんだけれどもね。

    腕をあげれば上げるほど、自制が必要なんです。
    だからこそ、厳しくなるのですよ。

  • 家族間でも恐ろしいことが起こりえます。
    現代ではそんなことが起きないようによくよく話し合えれば良いですね。

  • 作品紹介・あらすじ
    三河以来の直参旗本、森川家は金に困って遠縁に当たる山崎家から養子を迎えた。道楽者と評判の山崎直三郎は三十半ば、妻となる久代は急逝した先代・兵太郎の娘で、まだ十四歳だった。祝言を間近に控え、直三郎が一服盛られた!? ご存じ南町奉行の懐刀・隼新八郎が解きあかす江戸の怪事件。表題作をはじめ七編を収録した傑作短編集。

    平成30年10月1日~4日

  • この世は金か、それとも―!? 人気シリーズ第8弾

    直参旗本の森川家だが、昨今の窮状から養子を迎えた。持参金は五千両! 妻となる森川久代はまだ十四歳。祝言を間近にした頃、養子直三郎が毒を盛られたという―。人の世の裏を暴く、痛快時代ミステリ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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