江戸は浅草 (講談社文庫)

  • 講談社 (2018年9月14日発売)
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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784065121726

作品紹介・あらすじ

雷門で掏摸に遇い路頭に迷っていた真一郎は、六軒長屋の大家・久兵衛に用心棒兼遣い走りとして拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は女のヒモで洒落者の笛師・大介。長屋で気ままに暮らす住人たちが、町の騒動に立ち向かう。江戸っ子の粋と人情、そして色恋も鮮やかな新シリーズが開幕!「六軒長屋」「猫殺し」「夏の獲物」「錠前破り」の傑作四話収録。


雷門で掏摸に遇い路頭に迷っていた真一郎は、六軒長屋の大家・久兵衛に用心棒兼遣い走りとして拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は女のヒモで洒落者の笛師・大介。長屋で気ままに暮らす住人たちが、町の騒動に立ち向かう。江戸っ子の粋と人情、そして色恋も鮮やかな新シリーズが開幕!

ひと癖もふた癖もあるが、それぞれに腕に覚えもある職人揃いの久兵衛長屋の住人たち。解決したと見せかけて待ち受ける二段、三段構えの真相。そこに秘められた人々の思い。また読みたい、と思わせる!―藤田香織(書評家)

感想・レビュー・書評

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  • 案外コミカルでテンポ良くて楽しかった。
    でも話に流されず人がしっかり生きているのがさすが。満足度が高かった。

  • 初めて読んだ作家さんですが、よくある長屋の人情ものより一編ずつが長くて読み応えがある。
    どこか訳ありながら一流の腕と優しさを兼ね備えた魅力的な面々と、軽い色気が漂う雰囲気がとても好きです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    雷門で掏摸に遭い路頭に迷っていた真一郎は、六軒長屋の大家・久兵衛に用心棒兼遣い走りとして拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は女のヒモで洒落者の笛師・大介。長屋で気ままに暮らす住人たちが、町の騒動に立ち向かう。江戸っ子の粋と人情、そして色恋も鮮やかな新シリーズが開幕!

    令和5年8月13日~16日

  • お江戸の『傷だらけの天使』みたい。
    お多香さんが艶っぽい。

  • 雷門でスリに遭い路頭に迷った真一郎は、六軒長屋の大家・久兵衛に用心棒として拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は笛師の大介・長屋で気ままに暮らす住人たちが町の騒動に立ち向かう
    人気シリーズ第1弾

  • とぼけた味わいのある作品。
    矢師をあきらめた真一郎がちょっとしたいきさつで久兵衛長屋に住むようになって、同じ長屋の仲間とあれこれ…。

    大介を応援したい。お鈴も可愛い。
    みんなの暮らしが楽しくて、同じ長屋に住みたいと思ってしまった。

  • 期待を込めて。

    この作家さんのいいところは、キャラクター作り。
    そしてその一人一人に実にいい台詞を吐かせる。

    今回のこのシリーズ、みが3巻目が発売されるが、一度は江戸を捨てて上方へ行って人生のやり直しをと思っていた、真一郎。父親は矢師で、江戸に出てきたものの、剣とは違い、弓矢を稽古するものの数が圧倒的に少ないご時世。

    なかなか生活もままならない。
    親方でもある父親の死もあり、仕事もやめて一切合切売り払い、、、の矢先。
    親子連れのスリにあい、その資金もなくなる。

    そんな時に久兵衛という隠居が自分の家作である長屋に誘う。そこは面打ちのお多香。笛師の大介。目の不自由な二胡奏者、お鈴。頑固な鍵師の守蔵が住んでいる。

    それぞれがいい味を出していて、だんだんとそれぞれの人生の背景も見えてくる。

    味があって、人情もあり、色っぽいニュアンスも。
    楽しく期待してしまうシリーズ第1巻。

  • なりゆきで九兵衛の用心棒兼雑用係になった主人公・真一郎。九兵衛が大家をしている「六軒長屋」に住むことになり、個性豊かな住人たちと色々な事件に奔走する。
    長屋の住人たちが個性的で良い。恋愛要素もあり、良い意味で軽さがあってクスリと笑えるところも多かった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    雷門で掏摸に遭い路頭に迷っていた真一郎は、六軒長屋の大家・久兵衛に用心棒兼遣い走りとして拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は女のヒモで洒落者の笛師・大介。長屋で気ままに暮らす住人たちが、町の騒動に立ち向かう。江戸っ子の粋と人情、そして色恋も鮮やかな新シリーズが開幕!

  • 2019.10.26

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著者プロフィール

1972年生まれ、ミネソタ大学卒業、カナダBC州在住。2012年『鈴の神さま』でデビュー。同年『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞受賞。「上絵師・律の似面絵帖」シリーズでブレイクした注目時代作家。

「2023年 『江戸は浅草5 春の捕物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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