フラジャイル 病理医岸京一郎の所見 (12) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2018年8月23日発売)
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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065123225

作品紹介・あらすじ

「本物の病理医」とは何か。医師と技師、師と弟子、かけがえのない戦友とともに病気と向き合う中で医力は磨かれる。新人病理医、今こそ羽化の時!

感想・レビュー・書評

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  • はぁ…なんか今回もずっしりと心に残る回。

    自分の生きるか死ぬかっていう病気の診断が、雑でテキトーな検体の染色と医者の上下関係の忖度によって、事実と反対の診断を下されたら……。

    やり切れないな。
    自分ならともかく、愛する家族が患者だったらと思うと。

    後半は宮崎先生の実質デビュー戦。
    寝る間も惜しんで、何かを掴めるような昂った仕事欲に溢れる病理医1年生の宮崎先生。

    先生の確定診断に至るまでのスリリングな展開と、患者の病状の進行。果たして間に合うのか!?

    ノリノリだったり落ち込んだりする宮崎先生を、横で相変わらずの素っ気ない態度と毒舌で見守る岸先生。
    すべてが終わって精魂尽き果てた宮崎先生への最後の言葉がサイコーに良かった。
    検査技師の森さんの力量のすごさもこのチームの要だね。

  • この巻は今まで以上にしびれた。
    「今後、私の病理診断は、絶対です」
    努力の上に積み重ねられた覚悟は、かっこいい。
    そんなためにやっていたのではないとわかってはいるけれど。

  • ひとの成長って図解すると右肩上がりの線形関数的なフラットなモノではなくて階段関数的ですよね。長い停滞の先で、きっかけを掴むことができれば急激な成長がある。停滞を乗り切る忍耐力ときっかけをきっかけと見抜ける素直さ、ひたむきさがないとどうにもならない。

  • 寝ないで仕事できればいいのにとは思ったことないな

  • 一年目だから信じられない
    専門資格を持っていれば信じられる?
    何それ?
    って思うけど、
    もし自分の分野で起きたら
    すごく不安になるのかもしれない。
    自分以外の
    何かに託すこと
    人に仕事をお願いすること
    お願いした人の仕事に
    でも、
    悔しいよね。
    自信を持って
    デビューしたけど、
    それがうまくいかなかったのだから
    うまくいくことの方が
    稀なのかもしれないけど
    これでは
    やられてしまうのかもしれないけど
    ここから
    また一歩成長する
    失敗。
    もっといろんなものを

  • うちの病理医たち、って森井さん宮崎センセをみとめてますね。一巻ではあんなに頼りなかった宮崎先生、もうすっかり病理医の顔です。岸先生とのコンビ、ますます楽しみです。巻末のソファのくだりからも、本当にいいチームだと思います。

  • 面白い!セカンドオピニオンから病理と技師の関係も良いけど、その後のHPS(血球貪食症候群)と骨髄異形成症候群の流れ、宮崎の姿は必見やなー(笑)。で、最後の締めがまた良い。泣けるよ。次巻は透析か。

  • あーああ~あーあああああーー「フラジャイル」ぅぅぅーーーー

  • 11巻目が飛んでの12巻。だれだよひと揃え置いてある中から11巻目だけ取ったの。

    ついに、裏表紙にも岸先生が……。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2012年秋のコンテスト『彼女の鉄拳』で審査員特別賞受賞。

「2023年 『フラジャイル(25)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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