- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065123355
作品紹介・あらすじ
「行かなくちゃ。」みんなが眠って静かになった、夜おそく。ぼくはそうつぶやいた。赤い毛糸の靴下「ミギ」と「ヒダリ」は「ふたりでいっそく」!なのに、なんでミギはどこかに行ってしまったの? ミギにふさわしいくつ下かどうか、ぼくは今、ためされている。ミギを見つけることができたら、ぼくもミギみたいになれるかな。さぁ、行こう。
もくじ1あいつがいない!2チェスト番地の仲間たち3洗濯と部屋干しの思い出4歩く、ということ5耳の折れたうさぎ6何かが気になる……?7おもちゃ箱の中で8ふたりでいっそく
感想・レビュー・書評
-
くつ下が語るお話。
けなげな気持ちが伝わってきてキュンとなります。
子どもよりも大人向けのような気もします。
これからはくつ下をちゃんとペアにしておくようにしよう、と思いました(笑)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はじめはよく分からないままでした。赤いくつ下の「みぎ」と「ひだり」の話だったのです。 最後は感動的なことになりました。
-
パートナーを探す旅に出ることを決めた赤い毛糸のミギ。苦難の末にパートナーに巡り合えたミギは、パートナーとの新しい「あり方」を見つけます。多様性しかり、戸森センセイの作品から学ぶことは多い!
-
赤い毛糸のくつしたのミギ。相棒のヒダリをさがして旅に出る。
-
「行かなくちゃ」
ぼくは赤い毛糸のくつ下のヒダリ
行方不明になったパートナーのミギをさがして
チェスト番地を飛び出した
“たいせつなきみ”をさがす小さなくつ下のものがたり
『ぼくたちのリアル』で第56回(2015年)講談社児童文学新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞した新進児童書作家の最新作
『十一月のマーブル』『理科準備室のヴィーナス』『レインボールームのエマ』とつづく著者の世界観を絵童話で表現した意欲作
同時期刊行作品に『ゆかいな床井くん』がある