君の隣に (講談社文庫)

  • 講談社 (2018年9月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784065123409

作品紹介・あらすじ

孤独な少女・翼と、風俗店「ピーチドロップス」のオーナーで大学生の早瀬。二人をつなぐ“大切な人”が姿を消して以来、同業の女の子が行方不明になる事件が界隈で相次ぐ。常連客、担任教師、元警察官――寂しさを抱えた人々が交錯する場所にかけられた、残酷な魔法とは。切ない余韻が迫る、傑作ミステリー。


そこは、顔のない「寂しさ」がつながる場所。
ドラマ『dele』で話題の著者が描く切なさ迫るミステリー。

孤独な少女・翼と、風俗店「ピーチドロ
ップス」のオーナーで大学生の早瀬。
二人をつなぐ“大切な人”が姿を消して
以来、同業の女の子が行方不明になる事
件が界隈で相次ぐ。常連客、担任教師、元
警察官――寂しさを抱えた人々が交錯す
る場所にかけられた、残酷な魔法とは。
切ない余韻が迫る、傑作ミステリー。


偶然に翻弄された人々の哀切に胸が締め付けられた。
                                ――行定 勲さん(映画監督)
本多孝好の真骨頂ともいえる「特別な」作品だ。
                     ――三省堂書店営業企画室 内田 剛さん
誰かを大切に思える時、人は強く生きられる。この作品で希望をもらいました。
                  ――大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん
伊勢佐木町、港の見える丘公園……慣れ親しんだ街並みの情景も物語を深く彩っているように感じました。 
          ――紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん

みんなの感想まとめ

孤独や寂しさをテーマにしたこの作品は、複数の視点から展開されるミステリーで、登場人物たちの心の深淵を丁寧に描写しています。風俗店を舞台に、失踪事件に巻き込まれた人々の物語が織りなす中で、彼らの人生や思...

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読み返したので感想を…

    本多孝好さん。好きな作家さんの1人。
    ミステリーなのだけど、どこか切なさのある本が多い。それが好き。

    こちらはとあるデリヘルが舞台となる1冊。
    登場人物の目線でそれぞれ6章まで話が進み、物語が1つになる。
    最後は泣ける。

    どうなる。目的は?犯人は?結果は!?
    とワクワクした気持ちからの結末。
    切ない。もどかしい。
    そんな1冊。

    大切に想う人が当たり前にとなりにいるのって、実はすごく幸せなことなんだと思う。

  • 再読。群像劇ミステリー。私にはよくわからなかった。結局何だったんだろう、という感じが否めない。

  • 本多孝好さんは大好きなのだけど、この本については尻すぼみというか、ゴールがよくわからないまま終わってしまった感じだった。

  • 人物ごとのパートに分かれていて、どんどん先が気になって仕方がなかった。最下層と呼ばれがちの風俗嬢たちであれ、街を歩いてるサラリーマンであれそこに黒い何かが潜んでいて何がいつ襲ってくるか分からない…。まさに『君の隣に』な感じがして良かった。

  • 視点が切り替わってゆく度にその人の人生を噛み締めながら読みました。心の深淵を覗いていくような感じでした。結末は賛否両論かもしれませんが、私はとても好きです。世の中の淡々とした移り変わりの中に救いのようなものがあると感じられました。
    やはり環境が人格の形成に影響を与えることが多いのかなと感じます。寂しさはどうしたら無くなるのでしょうか、、

  • 面白かった。

  • ミステリー感はそんなに感じなかったけれど、終始漂う暗い感じは、その物語の中に入り込んでいるようで、心地良さを覚えた。

    デリヘル嬢と表せば良いのかな?
    が行方不明になり、その人に関わる人達の物語。

    どこか寂しさのようなものがあって、何だろうな、居心地の良さのようなものさえ感じながら読めた。

    風俗的な仕事に対しては、嫌悪感や蔑みみたいなものは無いけれど、世間的にはどうしても変なイメージがまとわりつく。

    その仕事を選んだのには、何か複雑な事情のようなものがあるのでは?と推察したり、何だか違うものを感じてしまう。

    何だろうね。

  • 3.5

    何かどこかで読んだことあると思いながら読んでたら約2年前に単行本を読んでて再読。

    前はオチがいまいち好きじゃなかったって感想書いてたけど、今回は上手くまとまってたなと思ったからその時々で感じ方は違うのかな?

  • この物語で「君」とは誰だろう。それぞれにとっての「君」なのか。

    表紙に小さくある「the place I belong」。自分の帰る、しかるべき場所。

    自分にとってそれはどこだろうとかね、ふと。

  • 2025.08.22 (金)

    う〜〜〜〜ん……なんとも言えない……評価も手をつけられない……
    本多孝好っぽい切なさとか優しさとか、今作ではあまり感じられなかったかな……と思う………。
    坂巻は、翼ちゃんが殺めるべき人だったか……?

  • 読んでいて登場人物たちの心の中の情景がすごく伝わってきた。

  • 本多孝好さんなら
    何かあると期待したんだけど

  • 主要人物以外の視点で6篇で紡がれる。
    徐々に浮き彫りになってくる様相それぞれに共感できるものはなく、最後のエピソードでは少し無理矢理な感じすらした。
    この小説を通じて何か得られたものがあったかと言われると困るような読後感であった。
    結局早瀬は何がしたかったのか。渚さん信者な人たちが消えた渚さんを殺されたんじゃないかと犯人を探していたものの、結局渚さんは自分の病気を隠すために姿を消しただけだったというオチ。その犯人探しの過程で本当の殺人者も殺すわけだけど、渚さん自体が自ら姿を消したことが明かされる最後のエピソードを読みながら思ったのは、じゃああれは何だったんだ、何を読まされてたんだというくらいなもので、数週間もしたら本小説の内容は忘れそう。

  • ミステリというほど意外性のあるラストではなかったけど、静かで熱い小説でした。好きです。

  • 各章異なる主人公で異なる視点で物語が少しずつ完成していく。読み終わって、ばらばらのはずの各章が一つの線でつながった感じがすごく斬新で素晴らしかった。人生の中の選択は難しくて、ああそういう選択もあるんだと思ったり、最後の選択に感動したり。良い物語だった。

  • ひとつのデリヘルを巡りオムニバスのような形式で進む。最後には一人の行方不明の女性へと物語は繋がる。
    作者の作品はとても優しい言葉でとても冷たい真実を語る。ラストが幸せかそうでないかは人によって別れると思うけど、私は過程が楽しかった。

  • 大切な人を思い続けることの苦しさとそこに生まれたしがらみに向き合いながら、脆くも強かに生きる人々を目の当たりにした。

  • デリヘルをブタイニして、
    経営者、スタッフ、客を踏まえて失踪したオーナーを取り巻く話。
    短編集形式で各章で主役が変わるが、最後で結ばれていい感じでした。

  • 2019.2.5-2.10
    切ないラブストーリー。そうなるのか、という話の顛末。やっぱり一言、「切ない」。

  • 愛を知らなかった青年が愛を教えてくれた人を想う。

    大切な人と、寂しさを抱えた人たち。
    少しづつリンクして結末へ・・・。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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