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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784065123423
作品紹介・あらすじ
「四の字固め」はできません。 「過去の精算」もできません。ことばの最前線で奮闘する現役校閲者が「本音」で語る、間違いやすい日本語実例集! オモシロおかしい「他山の石」が満載! 名門校に席はおけません/あまりおめでたくない鯛の御頭付き/「エノケソ」とは何か/喝は入れられるか/無知な者ほど面の皮が厚い?/抱擁力はセクハラのもと/ウワキショウは病気か?/短足は劣性遺伝か?/ハードルは高くない……etc.
感想・レビュー・書評
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校閲あるあるの誤字チェックなど、言葉にまつわるエピソードが満載。頭の体操にもなる。
『名門校に席をおくな!』(2007年刊)の改題、文庫版。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現役校閲者たちによる、日本語実践講座。
実例を読みながら誤植を探しても、まあ見つからないこと見つからないこと……。分かっちゃいたけどまだまだ修業が足りないようです。
さらっと見落としてしまう罠ばかりでほとんどアハ体験。解説でやっと「あー!その言葉があったか!」の連続で情けなくなった。
誤植は言葉のつながりによる連想で生まれてしまいがちだし、それらはさらに見落としてしまいがち。誤植のメカニズムが分かった気がして、とても面白かった。それにしたって「焼けぼっ栗」に火がつくのは可愛すぎる。
暫時/漸次
脅威/驚異
初期/所期
家業/稼業
加熱/過熱
片肘/肩肘
消失/焼失
強行/強硬
修正/修整
適格/的確
修行/修業
局地/極地/極致
綺羅、星のごとく
習い、性となる
世間擦れ
寝穢い
flea market(フリーマーケット)
華やかなりし
×御頭付き/尾頭付き
×団隊/団体
×一率/一律
×互格/互角
×有頂点/有頂天
×前後策/善後策
×悪どい/あく(灰汁)どい
×足り得ない/たり得ない
×心無しか/心なしか
×頭骸骨/頭蓋骨
×喝を入れる/活を入れる
×期を一にする/軌を一にする
×厚顔無知/厚顔無恥
×後世おそるべし/後生おそるべし
×怒り心頭に達する/怒り心頭に発する
×抱擁力/包容力
×旧訳聖書/旧約聖書
×崖っ淵/崖っ縁 (死の淵、絶望の淵)
×移店/移転
×フリーの客/振りの客 -
タイトル「間違い」と「間違え」の違いはなんだろう? と疑問に思った方にピッタリの本です。
ちなみに、「間違い」「間違え」の違いを本書で取り扱ってはいませんが、わたしの考えを。
間違い→間違う(正しい状態からはずれていること)が名詞化したもの
間違え→間違える、はAとBとを取り違えること
なので、本書には、意味を取り違えている単語や熟語、文章などが載っています。 -
先だって読んだ”勘違いことば辞典”の応用というか復習編、みたいな内容。同作でも出てきた内容が多く、やはりつまづくことが多い言葉ってのは、ある程度決まってるんですね。時代の趨勢で、誤った使用法をある程度許容するという流れがどうしても出来上がるみたいだけど、それに対しては、あくまで懐疑的でありたいものです。
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間違いやすい言葉について、まずはクイズのように例文と睨めっこ。間違いがあるとわかっていても、見つからない。
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下記の文を校閲せよ
「再犯率の高さが更正の難しさを物語っている」
「あの写真の笑顔、どう見たって修正だよ」
「沈静剤は、過度の服用にご注意ください」
「大幅議席減で崖っ淵の○○党」
「武田の軍勢は、緑豊かな彼の地にまで食指を伸ばすにいたった」
講談社校閲部が実際の原稿やゲラで目にした誤用例を一刀両断
日本語の面白さ奥深さについて縦横無尽に薀蓄を傾ける
2007年刊『日本語課外講座 名門校に席をおくな!』の文庫化 -
誤用を読み物風に解説した本。自分の知識をテストしても面白い。
個人的には、非・作家のオジサン達(実際のところ性別は不明)が頑張る文章を読めて楽しい。あと、いろんな部分で(とくに対談編で)校閲の皆さんの間にある年代の差を強く感じた。 -
「完壁」な日本語を書かないために必要な他山の石が満載
ことばの最前線で奮闘する現役校閲者が、間違えやすい表記・表現を教える?日本語実践講座?。本書で紹介する用例は、実際の原稿で頻出のものばかり。写真は「修正」できません。過去は「精算」できません。他。
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