AIで私の仕事はなくなりますか? (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 27
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065123645

作品紹介・あらすじ

83歳になったジャーナリスト・田原総一朗が、人工知能(AI)に挑む。AIは社会をどう変えるのか? AIによって人間はどう変わるのか? 「AIは、言葉が難しくてわからないよ」という田原氏が、ゼロから人工知能の世界に飛び込む。
AIは日本人の雇用を奪い、「勝ち組」と「負け組」の格差を拡大させる悪魔の技術ではないのか?
世界最先端の研究者、グーグル、トヨタ、パナソニック、ドワンゴなど第一線の技術者が真正面から答えた!

感想・レビュー・書評

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  • ”人工知能が登場しても、人間と人口知能の違いは、創造性と独創性であり、この2要素は人工知能には持ち得ない、ということになっていた。だが、創造性とは、まったくゼロから何かを生み出すのではなく、幅広い経験を通じて学んださまざまな手段をひとつにつなぎ合わせることで生じるわけで、これならば人工知能も可能性がある。”(本書あとがきより抜粋)
    AIで世界最先端にいる人物・企業に直接インタビューしているので技術が今どこまで来ているか?そしてこれからどこに向かおうとしているか?がよく分かる。TV等でマスによく報道されるのは将棋をするAIだとか自動運転だとか専門特化型のものがほとんどだけど汎用型の研究開発も思いのほか進んでいることがわかった。
    第一次産業革命で機械が登場した時、当時の職人たちは仕事を奪われることを恐れて機械の打ち壊し運動を起こしたが、実際には生産数があがったことで価格が低下し、客の対象が拡がったことでさらに大量に生産することになった話が引用されるが、AIも同じ道を辿るかはわからない。
    ただ、エレクロニクス業界だけではなく、農業や介護などそれまで無縁と思われていた業界にも劇的にAIが導入されることは必至だ。変化に怯えていても仕方ないので、まずは相手(AI)のことをよく知りたいと思って本書を手に取った。

  • ジャーナリストの田原総一朗氏がAIに関わりの深い識者10名との対談をまとめた一冊。

    AIの技術が発展することによって今まであった仕事がAIに置き換わり、自分たちの生活が激変するのではないかということについて10人の識者がそれぞれの立場から語られる内容は非常に将来を考えるうえで有益なものだと感じました。
    そして、トヨタ、パナソニックといった日本を代表する企業の関係者にAIとどう関係していくかを知ることができた。
    自動運転やIOTなどの技術は日々進歩しているもののまだまだ黎明期で各企業とも模索状態で今後自分たちの生活にどのような影響を及ぼすのかも未知だということを感じました。

    本書の中でも機械が目を持ったことで進化したこと松尾准教授の話にAIとの未来の共存に光を感じました。
    冨山氏の日本とアメリカの報酬に対する違いから発展の違いにも結びつくという指摘は印象に残りました。

    今後AIが与える影響は今までの生活を激変させる可能性やシンギュラリティやベーシックインカムといったことが実現するのかということを著者の知識の進歩とともに本書を読んで考えさせられました。
    そして、AIの普及に伴って現在の仕事観が変わっていく中で自分の生き方についても考えさせられる一冊でした。

  • 田原総一朗によるインタビュー形式の本。最先端で研究している人や大学の准教授や官僚や銀行の副社長といろいろな人の意見が聞けて面白かった。
    田原総一朗自身は人工知能についてよく分かってない状態でいろいろな人に人工知能について聞きに行ったそうなのだけど、さすがジャーナリストだけあってそこまで頓珍漢な質問はしていないように思えた(短気な人なら怒りそうだなと思うものも多かったけど)。
    ディープラーニングの計算には時間がかかるから、グーグルでは100万台以上のコンピュータがあるという内容で衝撃。さすがにけた違いだなぁ。
    それにしても、介護を改善したら要介護度が下がり報酬が低くなるから、介護施設は介護度の改善を歓迎しないってすっごい本末転倒な気がしてならないのだけど、本当にそうなのか? 自分で自分の首をしめているようにしか思えない。

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著者プロフィール

1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所入社。東京12チャンネル(現テレビ東京)を経て、77年よりフリーに。『朝まで生テレビ!』の司会をはじめ、活字と放送、ネットなど幅広いメディアで活躍。次世代リーダーを養成する「大隈塾」の塾頭も務める。近著に『トランプ大統領で「戦後」は終わる 』(角川新書)、『平成の重大事件』(猪瀬直樹氏との共著、朝日新書)など。

「2018年 『AIで私の仕事はなくなりますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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