すなの たね (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社
3.34
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本棚登録 : 131
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065124871

作品紹介・あらすじ

フランスでの出版後、アメリカ、カナダ、スペインと続々と版権が売れ、各国から注目を集めているシビル・ドラクロワの翻訳絵本です。こぼれおちた砂の粒からどんどんとイメージを広げていく女の子。砂の種と名づけてどんなものができるのか弟と楽しそうに話していきます。パラソルの畑になるのかな?風車がいっぱいの畑になるのかな?アイスクリームの畑もいいね……。小さな砂粒をきっかけに、想像の世界を広げていく夏の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 楽しかった夏休みは、もうお終い。 パパの車にいっぱいの思い出をのせて、さっき海から帰ってきたばかり。あたしのサンダルから砂つぶが、サラサラこぼれ落ちるのを見た弟のユリスが「お姉ちゃん、何してるの?」「海の砂を集めてたの・・そうだ、この粒々をタネみたいにまいてみようか」「えー、何がでてくる?」「さぁ、わかんない。いくよーっ!」・・・海辺に咲くパラソルの華、風車の巻く風とヨットの帆、レモン・アイスクリームいっぱいの浜辺、大きな砂のお城・・・姉弟のひと夏の思い出が、空想となって駆け巡るノスタルジックな絵本です。

  • 楽しかった夏休みも終わり。サンダルにくっついてきた砂のたねを撒きながら、海での楽しい時間を振り返る幼い姉弟のセンチメンタルな気持ちは誰しも覚えがあり、遠い夏の記憶を呼び起こす。
    「なつやすみいつまで?」「なつやすみあとなんにち?」とそろそろ休みの終わりを気にしている3歳9ヶ月の息子もこんな気持ちになっているのかな。静かに聞き入っていた。

  • 夏休みももうおしまい。海から帰ってきたわたしのサンダルから、黄色い砂がこぼれ落ちた。すなつぶを種みたいにまいてみようか。なにが生えてくるかな?パラソルがにょきにょき生えてくる?アイスクリームかも?砂のお城とか?
    鮮やかな黄色が想像力を掻き立てます。夏の終わりのさびしい気分が、どこかへいってしまいますよ。

  • パラソル、かざぐるま、アイスクリーム、お城までは、何とかいけたけど、物足りない感じでした。

  • 楽しかった思い出を辿るように、庭に撒いた「すなのたね」から広がる想像の楽しさ。
    結局弟より先に眠ってしまうのもかわいい。

  • 息子6歳4ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。


    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    息子は一度しか読みませんでしたが、
    素敵な本でした。
    おさえられた色彩が、美しい絵本。

  • 図書館本。海から帰ってきて、サンダルの中に残っていた海の砂をまいたら…楽しかった思い出に空想の輪をかけるお話。

  • 海から帰ってきた、あたしと弟のユリス。夏休みは終わり。
    サンダルをぬいだら、砂粒がこぼれ落ちてきた。海の砂だ!
    お庭いっぱいにまいたてみると…。

    夏を見送る絵本。イエローの空想がひろがります。

  • シビル・ドラクロワさんの作品『すなの たね(2018)』を読了。

  • 原題Graines de sable by Sibylle Delacroix

    なつやすみがもうおしまい。
    さっきうみからかえってきたばかり・・・

    あたしとおとうとユリウスはさびしくて
    しょっぱいなみだとなみのようにこころをゆらしている。

    そんなあたしのサンダルからうみのすながこぼれおちた
    そこでアイディアがひらめいた
    たねのようにすなをまいてみよう!と。

    パラソルがはえてきたら~
    かざぐるまのもりができたら~
    アイスクリームがとれたら~
    おしろができたら~
    みずやりでサーフィンができるくらいのなみができたら~

    きのうまでいたひろいすなはまがめのまえにあらわれたら~

    ねむくなったふたりをむかえにくるパパ
    「らいねんもうみへいってすなのたねをもってかえろう」

    黄色使いがすてき!

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著者プロフィール

シビル・ドラクロワ
絵本作家、イラストレーター。ベルギー生まれ、フランス在住。ベルギーのエコール・ド・ルシェルシュ・グラフィーク(ERG)卒業。数多くの絵本と児童書の挿画を手がけている。邦訳に『すなの たね』(講談社)、『ネネット こころのなかにとりのつばさをもつおんなのこ』(アンドエト)がある。

「2023年 『おばあちゃんちの ふしぎなまど』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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