ハーン ‐草と鉄と羊‐(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 51
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065125397

作品紹介・あらすじ

12世紀末、海を渡り、ユーラシア大陸へと辿り着いた、源九郎義経の新たな野望はーー大陸制覇! その足掛かりとなる場をモンゴルに決めた義経だったが、キャト氏とタイチウト族の遊牧民族同士の争いが勃発! さらには最強を誇る遊牧民族ケレイトをも巻き込み、義経のユーラシア大陸での初陣はいよいよ佳境へ! そして戦いを終えた義経を待つ、二つの「再会」とは!? 牛若丸が新たな一歩を踏み出す、中世歴史冒険譚第3巻!

感想・レビュー・書評

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  • オン・ハーンの野望。ジルグアタイから逃げるキャト氏族。デイセチェンの取り込みを図るテムジン。手を組まないかとやってきたジャムカ。テムジンを引き渡すよう迫るオン・ハーンの部下。西の文明にふれ、そのやってくるところに多大な関心を示すテムジン=源義経。発端は源義経=チンギスカン説の今では伝承・伝奇の世界の話だけど、モンゴル到着後は、鉄の重要性など最新の研究に寄せてきているように感じる。日本からヨーロッパへ、視点が向けられ、繋がっていくという見通しにロマンを感じさせる、といったところか。

  • オン・ハーン、ジャムカ、ボォルチュ、そしてテムジン。
    誰もがそれぞれの野望を描き、完成を目指している混沌の草原。誰かを倒して成り上がる、というシンプルな下剋上ではやっていけなさそうだ。
    既にオン・ハーン暗殺失敗という例もあることだし。

    Aと手を組みBをけん制しながら、CとAの不破を図る。そんな手練手管が必要か?とはいえ、血縁が重きをなし、盟友というつながりがそれ以上の意味を持つであろう社会では、何枚も舌を持ち合わすわけにもいかないだろうし。
    結局は、シンプルな答えに行きつくのかな。だからこそ、「俺直属の精鋭部隊」を持つという考えるわけか。

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