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Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ) / ISBN・EAN: 9784065125670
作品紹介・あらすじ
他者の顔を奪う口紅とともに、舞台の上で輝き続けた累。累はその口紅の力を捨て、真実(ほんとう)の姿のまま舞台に立つ願いを羽生田に告げる。その提案を一笑に付した羽生田だったが、誘の手紙から己への想いを知り、素顔の累を演出することを決意する。再び始動する「宵暁の姫」、累が舞台の上で見せる演技とは――。美醜に翻弄されし“累”の物語――、最終巻。
みんなの感想まとめ
美しさと醜さ、そしてそれに伴う傲慢さや卑屈さが交錯する物語が展開されます。特に、野菊の言葉が示すように、異形であることの真実が深く響きます。登場人物たち、特に累の葛藤と成長が生々しく描かれ、彼女が自ら...
感想・レビュー・書評
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「私にとっては 人から醜いとされる者も 人から美しいとされる者も 同じ‟異形”でしか無いわ」
野菊の言葉に真実が溢れている。 -
全巻読了。
中弛みせずひたすら最初から最後まで続きが気になって読み終えた。
作者これがデビュー作なことに驚き…
作中それぞれのキャラ、特に累の執着と葛藤の表現が
生々しくて良かった。
それが段々後半にいくにつれて、自分を受け入れていく流れになっていくのも、綺麗だった。
最後の終わり方は切ないけど、それぞれの犯した罪を考えるとまあ自然なのかもしれない。
最後の羽生田が気付くかどうかだけど、本当の累を見つめるように一度はなってるから、気づいて欲しいなーと思う。
全体で特に印象に残った部分は、
暁と宵の練習中の
私たちは他人と鏡の前でしか自分のことを認識できてないのかもしれないというところ。
たしかに、途中まで野菊、累、幾ともに自分を通したフィルターでしかそれぞれを見てなくて、
そのイメージにずっと囚われていた。
そして自分自身のことも、自分が哀れという認識でしかなかった。
しかし、累と幾は舞台を通してそれぞれ逆の立場を演じることでお互いが少しずつ理解していくという部分が、芸術の真髄のようなものを感じて面白いと思った。
演劇含め芸術作品は、普段の自分とは違うフィルターで物事を見つめ直すきっかけになる。
特に累は演劇を通して狂っていったが、やはり最後も演劇を通して自らを見つめ直すというのが、作品として一貫してて美しいなと思った。
野菊は演劇は行っていなかったけど、いざなと透世の生き様を知る、彼女らの背景を深く知っていくことで変わっていったと思う。
それもまた、演劇の脚本の真意を読み取るのと同じような時間を過ごしたからこそ、累に対する想いが変わったんだと思う。
トータルして非常に完成度が高い作品だった!
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美しさと醜さ、それに付随する傲慢さと卑屈さ。美も醜も異形であるという野菊の言葉は真理なのかもしれない。個人的には羽生田の最低で身勝手、しかしただ1人に直向きな所が、どうにも嫌いだと割り切れず心に刺さった。
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ぐいぐい引き込まれるストーリーだったけど、主人公の累の素顔が現実味が無さすぎてもう少し人間味のある顔にすれば良かったなーと思いました。実写の映画も見てみたい!
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私にも全く似つかない異父妹がいるので、気持ちに共感できる作品だった。
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ものすごい完成度。しっかりと読みたい作品。
他の方も同様の感想を抱いていましたが、手塚作品を思い出します。
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とても綺麗な作品だったように感じました。
作品全てを通して劣等感の塊だった主人公が最後の最後だけでも、自分を受け入れたようで、救われました。
また、しっかり罪は罪と一線を引いて全て主人公の望み通りの世界。といった描写にならない所も良かったです。
ストーリーも無駄な所が無く、まとまっていて気に入ったのでまた読み返したいと思います。 -
一気に読んだわ
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最後まで先の展開が読めず、どんでん返し。
面白かった! -
おもしろかったー!一気によんだー。絵のかんじとか、ダークな感じとかちょっと手塚治虫っぽい。みんな闇抱えすぎで迷子になりかけたけど、読むに値する作品。映画みたいなー!!
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『美』について
儚く、恐ろしく、そして悲しく描いた作品でした。
すべてがハッピーエンドとはいかなかったけど、
考えうるなかで最もマシな最後だったのではないかと、、、 -
山岸凉子『アラベスク』に匹敵する名ラストシーンではなかろうか。気迫の最終巻。「美しく在る」ということの可能性を問うてますね。ニール・ヤングの「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」がぴったりだと思います。すごい漫画でした。
「この世にはまだ、お前を形容するための言葉が存在しないんだな、きっと」
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