翼竜館の宝石商人

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 60
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065125922

作品紹介・あらすじ

1662年晩夏のアムステルダム。宝石商人ホーへフェーンがペストで死んだ。
しかし遺体が埋葬された翌日、厳重に人の出入りが管理された館の、
鉄格子がはまった部屋で、ホーへフェーンに瓜二つの男が意識不明で発見される。
画家レンブラントの息子ティトゥスと記憶を失った男ナンドは、ひょんなことから
事態に巻き込まれ、謎の解明に乗り出す。

ペストの恐怖。蘇った死体。二重密室。
17世紀ネーデルラントの濃い闇の中から浮かび上がる真相とは。

感想・レビュー・書評

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  • 17世紀のアムステルダムが舞台の歴史ミステリ。
    ペストで死んで埋葬された男が生き返ったという謎に、レンブラントの息子と記憶喪失の男が迫る。
    ペストと水没の恐怖にさらされる街が陰鬱な雰囲気でやるせないが、ストーリーもキャラもしっかりしていて面白かった。レンブラントの出番は少ないが、存在感あり。


  • 安楽椅子探偵レンブラント登場!
    まあ続編は無いけど。

  • 1662年のアムステルダムでの怪奇現象を描いた作品。ミステリ。/ 肖像画から人が抜け出したという怪奇現象、過去を覚えていない主人公、ペストなど様々な出来事が細切れに描かれている。然してその出来事は全て伏線として回収される。ミステリ小説としては面白いのではあるが、コナンくんみたいな仕事をその人にやらせるの?ということを思ったりもした。よく考えると、この表紙(テュルプ博士の解剖学講義)もある種の伏線であると言える。

  • 17世紀のアムステルダムを舞台とした歴史ミステリ。ペストで死んだはずの宝石商人が蘇る、という不可解な謎が読みどころ。重厚な雰囲気でありながらそこそこ読みやすいのも魅力的。ただし……いや、時代背景とか舞台とかがそうだから仕方ないんだけれど。とにかく雰囲気がじめじめじくじくしていて気持ち悪い! 鬱陶しくなるなあ……あ、でもこれはリアリティがあるってことなのかしら。
    思ったよりもレンブラントがメインではなかったなあ、という思いはあったけれど。最後の最後に見事にいいところ持って行っちゃったなあ、という印象。さすがレンブラント(笑)。

  • 高野史緒の最新作。
    基本的に寡作な人で、なかなか新刊が出ない……これでもう少しペースが上がってくれれば嬉しいのだが。

  • ↓この人が推理すのかぁ~
    《カプチン派修道士の姿をしたティトゥス》レンブラント・ファン・レイン|MUSEY[ミュージー]
    https://www.musey.net/5639

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    1662年晩夏のアムステルダム。宝石商人ホーへフェーンがペストで死んだ。
    しかし遺体が埋葬された翌日、厳重に人の出入りが管理された館の、
    鉄格子がはまった部屋で、ホーへフェーンに瓜二つの男が意識不明で発見される。
    画家レンブラントの息子ティトゥスと記憶を失った男ナンドは、ひょんなことから
    事態に巻き込まれ、謎の解明に乗り出す。

    ペストの恐怖。蘇った死体。二重密室。
    17世紀ネーデルラントの濃い闇の中から浮かび上がる真相とは。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000312800

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著者プロフィール

高野 史緒(たかの ふみお)
1966年茨城県生まれ。茨城大学卒業。
お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。著書に『アイオーン』、『赤い星』など。編書に『時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』(東京創元社)がある。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。

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