閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 85
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065126493

作品紹介・あらすじ

「僕を殺したのは、たった一人の友だちなのか?」
天涯孤独の土田は大学受験を前に、友人の夏目の家で焼死した。夏目は酷薄で人を殺してもおかしくない人間だ。僕には生きる目的もないし死んでやってもいい。

でも、僕を殺した理由はなんだ?

死亡した土田の前に現れたのは、閻魔大王の娘・沙羅だった。
今回の謎はワイダニット(なぜ殺したか)。もう一度友人と話すため、霊界の推理ゲーム開廷!

感想・レビュー・書評

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  • 不遇の死を迎えた登場人物は自分の死に納得できず、審判の場で閻魔大王の娘である閻魔堂沙羅と取引をし、自分の死因を推理することになる、、、という推理モノの第3作目


    今回は、
    ・外園聖蘭 30歳 契約社員 死因:?
     聖蘭は、母親が血を流す中、原因不明の症状により死んでしまう
     外見があまりにブサイクであったため、積極的になれず、契約社員も契約更新されず無職になるような聖蘭を誰が何の目的で殺したのか、、、

    ・仙波虎 78歳 無職 死因:転落死、遠山賢斗 11歳 小学生 死因:溺死

     仙波虎と妾の孫である遠山賢斗は田舎で二人暮らしをしていた
     当然のように息子たちとは不仲であるが、妻の命日に集まる息子たち、、
     そんな中、賢斗は井戸に落ち溺死、虎は階段を降りる途中に突き飛ばされ転落死してしまう
     誰もが怪しい状況で誰が何の目的でどうやって二人を殺したのか、、、
    ・土田裕太 19歳 浪人生 死因:焼死
     母子家庭だった土田裕太は母親を亡くし天涯孤独だった
     それでも大学に行こうと浪人生活を送る裕太の前に小学生の時に友人だった夏目広西が現れる
     そんな友人と友好を深める中、夏目の家で火災に巻き込まれ焼死する裕太、、
     裕太を殺したのは夏目なのか、それはなぜ、どんな理由なのだろうか、、、
    の3話

    今回も読みやすくて面白かった
    表紙の閻魔堂沙羅も可愛くてなおよし

    懸賞金企画のためちょっと萎えてしまって積読していたけどもったいなかったな。

  • シリーズ3冊目。安定して面白い。
    第3話のラスト、二人の会話が良かった。

  • シリーズ三作目。
    殺された被害者が、誰に殺されたかを推理し、正解だったら生き返れる、というパターンは第一作から崩れていないが、少しづつアレンジが加えられているのが面白い。今回は被害者が二人だったり、誰に殺されたかより何故殺されたかを推理する話があったりと、飽きさせない工夫がみられた。
    作者の文章のリズムに慣れてきたせいもあって、軽快に読めたのも良かった。このシリーズを続けるのもいいが、長編も読んでみたい。

  • 全部で3篇併録されている。
    前作と同じく、本作も中編小説の内容となっている。
    1篇は犯人が事前に分かっている状態で、なぜ犯行を行ったのか・・動機を推理する展開となっている。
    推理小説を網羅している玄人には、軽すぎる作品かもしれないが、それを補うだけの世界構成をしているかなと感じる。
    満点の一作です。

  • 毎回面白いシリーズ。今回は熱く語る場面が多かった印象。沙羅ちゃんは相変わらずクール。犯人や動機が察せられるケースもあるものの、それがわかったうえでもがっかりさせられることがないのが良い!

  • 2019.11.2読了。

  • 今回はなかなか情緒的な内容だった気がする。多分。気がするだけかも。     
    面白かった。

  • ミステリの形式を取りながらもいろいろな問題に触れている。第一話。外見で不利な女の子の話。ひょんなことから自分の思っていたのとは違う人生になってしまうというのは案外あるのかも。第二話。時事問題も絡めつつ社会派? 二人で教え合うのは、ルール的にありなのかと疑問に思ったけれど、沙羅が教えているわけではないので、自分で推理していくのと同じ範疇なのかと納得した。第三話。心の闇の問題。沙羅というキャラがちょっとワンパターン化している気がしなくもないけど、これはこれで「お決まりの流れ」という意味ではアリなのかもしれない。「キレ顔」も出てきたし、ってそんな姿は見たくなかったけど、ってみたわけじゃないけど。

  • 二話目の政治的な考えの部分は流し読みしてしまったけれど、面白かった。3話目が一番好き。

    ものすごいペースで刊行して年内もう一冊出るとかすごいなぁ…。次も楽しみ。

  • 2018年97冊目。すでに安定した面白さ。パターンが固定されて、ペースもそれなりに早いのにこのクオリティーを保てるのは素直に凄い。ストーリーは申し分ないだけに謎の精度が上がってくればもっともっと面白くなっていく筈。

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著者プロフィール

埼玉県出身。『閻魔堂沙羅の推理奇譚』にて第55回メフィスト賞を受賞しデビュー。新人離れした筆運びと巧みなストーリーテリングが武器。

「2019年 『閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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