- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065126813
作品紹介・あらすじ
魔法使いを目指すことになった「普通のひと」のココと同じアトリエで魔法を学ぶアガットは、「第2の試験」を受けることに。合格すれば、魔法使いではない人達の前で魔法を使う許可が下り、一人前に一歩近付ける。だが、禁止魔法に手を出す「つばあり帽」は、師匠であるキーフリーの庇護から弟子達が離れる試験の時に、「何か」を仕掛けようと企てる。細部まで描き込まれた世界観と王道な物語が人気の、魔法ファンタジー第4巻!
感想・レビュー・書評
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沢山のいきものが登場する巻。
これまでもドラゴンやフデムシなど登場したけど、人間以外の生物がしっかり描かれると、その世界のリアリティや存在感がぐっと近づいてくるような気がします。鱗狼やメルフォンとかもろもろの生態をまとめた「とんがり帽子のいきもの図鑑」を出してもらえたら面白そうです。
さて、4巻は第二の試験・ロモノーンの蛇の背洞窟が舞台。試験自体の困難さもさることながら、つばあり帽が襲いかかって来る。
禁止魔法でユイニィが獣化させられる深刻な事態がありつつ、キーフリー組の連帯や成長が描かれていてキーフリー先生のヒーロー立ちがあり、オルーギオの思いやりが描かれたり吼えるリチェが見られたりと目まぐるしい。
2巻3巻が比較的低体温な展開だったところ盛り返してきたような印象。
ギクシャクしていたチームがだんだんまとまっていく話はやっぱり良いものです。
深まるフデムシの謎…
1刷
2021.6.16詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元々ハイ・ファンタジーではあったにせよ、今回はとりわけファンタジー度数の高い一冊だった。アクションあり、機転を働かせる場面あり、互いを高め合う描写ありで満足度も高い。
相変わらず続きが非常に気になるし、フデムシが可愛い。 -
今回はリチェが主役。マイペースで他人に関心がない、と思いきや、仲間を見捨てることができない一面が。つばあり帽の登場で急展開する中、リチェに成長の兆しが。
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かわいい新キャラ出てきたと思ったら早くも……
アガットは頼りになるなあ -
新キャラぽろぽろ、アガットの試験、つばありの過剰接触の三本。電子で買ってるけど塗り絵キットめちゃめちゃめちゃ迷った……。
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ココの存在を少しずつ受け入れ始めているアガットや、この巻で焦点をあてられたリチェの成長に涙。
正解はひとつじゃない、みんなそれぞれの方法で乗り越えていけばいいんだと、行動を通して訴えるリチェの真っ直ぐさに号泣。自らの意思に反して抑圧された経験があるからこそ、ユイニィに寄り添えた。どんな過去も糧になるんだね。
自分のやりたいようにやるために魔法を学ぶ、という新たな気付き。きっとリチェは立派な魔法使いになるだろうと思う。
ハガレンのキメラ回を彷彿とさせる、ユイニィの禁止魔法シーン。あまりにも辛い。どうか救われてほしい。
ロモノーンの話には胸が苦しくなった。何事も、行き過ぎは破滅を呼ぶ。
ボロボロになりながら弟子を守るキーフリー。かっこよすぎませんか………。なんだか不穏な闇を抱えているようだけど、この人ちゃんと先生なんだよなあ。
番外編のフデムシが可愛すぎて一気にファンになる。可愛すぎ。 -
アガット リチェ ユイニィ、三者三様の思いがぶつかる第4巻。 リチェにもスポット当たるの、良いですね。
それにしても怒リチェポイント……とは?
読んでると不思議と前向きになれるというか元気をもらえるので、特にココと同世代の子達に読んでほしい!
著者プロフィール
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