なまえをつけて (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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本棚登録 : 60
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065128008

作品紹介・あらすじ

いわさきちひろの生誕100年にあたる2018年、ちひろ美術館(東京・安曇野)では、「Life」をテーマに、さまざまな展覧会を1年にわたり開催中。
中でも注目されているのは、詩人・谷川俊太郎とのコラボレーションで展開するちひろさんの新たな世界。
この展覧会の展示にも使われる谷川さんの新作書き下ろしの詩が、ちひろさんが描いた子どもたちとともに一冊の絵本になります。
谷川さんの詩によって命が吹き込まれ、ちひろさんの描く子どもたちがいきいきとおしゃべりをはじめます! 子どもたちは絵本を読むお友だちに「さあ わたしになまえをください」と語りかけてきます。
さあ、みなさんは子どもたちにどんななまえをつけますか? なにをおしゃべりしますか?
新しい時代に受け継がれる普遍的な作品、誕生です!

感想・レビュー・書評

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  • かんがえているの わたし
    こころのなかは どうなってるのか
    なみだはどこから わいてくるのか
    どうしてほしは うつくしいのか

    いわさきちひろさんと谷川俊太郎さんは、誕生日がいっしょ。

    ちひろさんの子どもたち

    ちひろさんの子どもたちは
    あかんぼうのようにまっさらで
    大人よりいっしょうけんめい考える
    女の子はいつもすっぴん
    男の子は戦争がきらい
    ちひろさんの子どもたちは
    手足のびのびいっぱい遊ぶ
    昼間は本を読む 夜は宇宙を読む
    友だちには子どもだけでなく
    おじいさんやおばあさんもいる
    ちひろさんの子どもたちは
    悲しいときは堂々と泣く
    怒っても悪口はいわない
    うれしい時はみんなと笑う
    花や小川や紋白蝶もいっしょに

    ただ隣に座る。愛することって、こういうことなんだな。
    いわさきちひろさんも
    谷川俊太郎さんも
    そんな時間と空間を生きてる

    集中するとは、いまここで、全身で現在を生きること。いちばん集中力を発揮しなければならない、身に付けなければならないのは、愛しあっているときなんだ。

    ただひとつたしかなことは、たしかなことは何ひとつないこと。二人の夢のコラボレーションには、揺れながら迷いながら、死んだ時間を知ってるから、そうならないように、生きようと、生きることを哀しみながら楽しもうとする息づかいを感じる。

  • 谷川俊太郎展を観てとても良かったのでいくつか作品を探してみた。
    いわさきちひろさん展も去年観ることができたのでこの作品を選んでみた。大正解というか素晴らしい。

    いわさきちひろさんの何ともいえない表情のおんなのこと
    谷川俊太郎さんのひらがなの柔らかさと美しさが伝わる詩とのコラボレーションがなんとも贅沢。
    だれかにプレゼントしたくなる。

  • 表情から気持ちが伝わる。谷川俊太郎といわさきちひろの豪華コンビネーション。

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著者プロフィール

谷川俊太郎:訳  1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を出版。以来多くの詩作やエッセイ、脚本、絵本などで幅広く活躍。1975年『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞受賞、ほか受賞多数。『ことばあそびうた』(福音館書店)、『もこ もこもこ』(文研出版)などの創作絵本のほか、スヌーピーの「ピーナッツ」シリーズ(角川書店)、『スイミー』(好学社)等、翻訳作品も数多く手がけている。

「2021年 『ドライバ―マイルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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