紀州のドン・ファン殺害 「真犯人」の正体 ゴーストライターが見た全真相 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 42
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065129173

作品紹介・あらすじ

あのドン・ファンを殺したのは誰だ?

ドン・ファンは死の当日、著者(吉田隆氏)に電話をかけた。
「いますぐ和歌山に来てほしい。話したいことがある」
ドン・ファンは自分が殺される危険を感じていたのか?

「新妻が殺したんでしょ」「いや、あの家政婦が怪しい」
紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏の死後、日本中が1億総名探偵と化した。
稀代の「好色資産家」が、55歳年下女性と結婚して3ヵ月で迎えた死。
ドン・ファンのゴーストライターで事件後も新妻と家政婦と一つ屋根の下で暮らした
吉田隆氏が、これまで封印していた取材記録を初公開する。
そこから浮かび上がる真犯人の正体は?

《目次》
第一章 社長が死んだ
第二章 ドン・ファンという男
第三章 覚醒剤とアダルトビデオ
第四章 新妻との出会いと結婚
第五章 悲劇の序章
第六章 警察、マスコミ、弁護士 それぞれの思惑
第七章 「赤い遺書」と消えた2億円
第八章 残された女たち
終章   殺したのは誰だ

感想・レビュー・書評

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  • 敏腕記者ということで取材力だけでなく文章もうまい。ここまで関係者に近づけるということは人間力もあるのだろう。現時点ではタイトルは大げさだったが、これをきっかけにして現実となることを期待したい。

  • 吉田隆『紀州のドン・ファン殺害 「真犯人」の正体 ゴーストライターが見た全真相』講談社+α文庫。

    最初から解っていたが、『真犯人』の正体は明かされない。明かされないどころか、ワイドショーや週刊誌に掲載された以上の新たな驚愕の事実も何も無い。ドン・ファンのゴーストライターという立場を利用して、既知の事実を多少修飾して書かれたような金儲けの臭いだけがプンプンするという、余りにも酷いノンフィクション。所謂、マスゴミってヤツなのだろうか。

    この類いの手記ではゴーストライターを使うのは当たり前だとは思うのだが、『紀州のドン・ファン』が本作のゴーストライターの手による物だとしたら、内容はかなり怪しい。

  • 真実が気になるよね

  • 紀州のドンファンがホラ吹きであること、実際に交際していた愛人の情報がある。筆者は最後の妻が犯人ではないと考えているようだ。それ以外は目新しい点はない。

  • 紀州のドン・ファンと親しく交流していたライターがまだ犯人が逮捕されていない時に書いた本。紀州のドン・ファンがどんな人物だったかよくわかる。そして逮捕された妻の素顔も。ドン・ファンの人物像は想像通りだったが妻のさっちゃんはテレビで見た印象と違い喜怒哀楽の薄い人間のように感じた。お手伝いさんの方が圧倒的にインパクト強い(笑)。著者は妻が犯人ではないのではないかとしている。少なくとも単独ではないのではないかと。結局妻が逮捕されたがその後の報道がない。どうやって覚醒剤を飲ませたのか。真相がとても気になる

  • 今ではネットニュースなどでも知りうる内容。 この著者がいかにドンファンと親しいのかがわかる。 逮捕された容疑者が、とてもできるような犯罪ではないように思うけど、真相は? やっぱり背後に黒幕がいるのかな。

  • 紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏の殺害について、一番近い立場であったライターの吉田氏から見た分析。

    野崎氏の素顔から、その奥さんのS氏や家政婦の大下さんまで精通しており、非常に面白かった。
    また、野崎氏は殺害されたと断言しており、その殺害状況についても詳細な記述があり、真相がきになるところ。

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著者プロフィール

1984年に講談社FRIDAYの創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。FRIDAY初代張り込み班のチーフとして、みのもんた、福島敦子、落合博満などの不倫現場をスクープ。「市川染五郎(現・松本幸四郎)の隠し子」や「中村鴈治郎(現・坂田藤十郎)が51歳年下舞妓に開チン」などをすっぱ抜いた。その他にも「小渕恵三首相のドコモ株疑惑」「石原慎太郎都知事の隠し子」などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。最近では2018年7月、日本ボクシング連盟の山根明会長と元暴力団組長の親密交際を報じて山根会長を辞任に追い込んだ。

「2018年 『紀州のドン・ファン殺害 「真犯人」の正体 ゴーストライターが見た全真相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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