ぼくのジユウな字 (わくわくライブラリー)

  • 講談社
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本棚登録 : 75
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065129548

作品紹介・あらすじ

【対象:小学中級以上】「お母さんはタコの息子を持ったおぼえはないわよ」。学校から帰ると、お母さんの頭から今にもツノがはえそう。それもそのはず。国語の漢字テストで、たったの10点だったばかりか、「鷹野龍彦(タカノ・タツヒコ)」っていう名前を書くのが面倒だから、名前の欄に「タコ」って書いたんだ。お母さんに無理やり行かされることになった書道教室には「書道子書道教室」って看板が下がっている。ショドウコショドウキョウシツ? 部屋の中にいたのは大きな筆を背負ったおばあさんだった。道子先生も、いいかげんに字を書くぼくに腹を立てたみたい。とりゃあー!という気合いとともに、ぼくの右手に「字由」って書いたんだ。その日から、あれあれ、ぼくが書いた字が、なぜだか暴走しはじめて……。

感想・レビュー・書評

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  • 手に取る機会があって読んだ。

    ぼく、鷹野龍彦は、字を書くのも読むのもきらい。
    そこでぼくは、《書道子 書道教室》に通うことになった。
    そこにいたのは、背中に大筆を背おったカクミチコ先生。
    ミチコ先生がぼくの右手の甲に「字由」と書いてから、ぼくの書いた字はジユウに動き出してしまった!

    名前が難しくてテスト用紙に書けないというところ、イチイチや寿司ネタコンビはおもしろかったです。
    現代児童文学では、もはやこの文体は普通なのでしょうか。
    このくらいの絵までかな、と思いました。
    カクミチコ先生がなぞのままでした。

  •  あまりにも字が汚い龍彦は、書道教室に行かされることになった。

     変なおばあさんが先生の書道教室で、龍彦は「まじない」をかけられてしまった。それは、書いた字が、勝手にちがう字に変わってしまう「まじない」だった。
     

  • 字をきちんと書くのが嫌な男の子。不思議な習字教室でまじないをかけられて…。

  • ちょっぴりふしぎで、ちょっぴりドキドキゾクッと。そして最後はちょっぴりほろりも。中学年から楽しめます。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。第55回講談社児童文学新人賞に佳作入選した『それぞれの名前』でデビュー。著書に『どうくつをこねる糸川くん』『ぼくのジユウな字』(ともに講談社)があるほか、『YA!アンソロジー 約束』(講談社)、『タイムストーリー 1日の物語』(偕成社)などに作品が収録されている。

「2019年 『ジークの睡眠相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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