サムライブルーの勝利と敗北 サッカーロシアW杯日本代表・全試合戦術完全解析 (星海社新書)
- 星海社 (2018年9月2日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065129722
作品紹介・あらすじ
ロシアW杯でのサッカー日本代表全試合を、最注目の論客が戦術面から徹底解析。彼らの戦いを未来へ繋げるための必読書。緊急刊行!
感想・レビュー・書評
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W杯の1戦ごと展開ごとのレビューがしてあるので、サッカーが好きな人は読んでおくほうがいい。自分のように代表戦を観る程度の人は、先の「ハリルホジッチプラン」の方が読み応えがある。
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人とボールの詳細な動きは映像を見返さないとわからないだろうけど、日本のサッカーの現状が良くわかった。
なぜポジショナルプレーが現代サッカーの潮流なのかも。サッカーを深く理解するための必読書。 -
ロシアW杯で日本代表が戦った4試合を詳しく分析した本。図解が少なく、説明されているシーンを思い出すことができずにただ読み進めるだけになった部分もあったけど、具体的な説明が多く、日本の良かった点悪かった点(特に後者)が理解できた。日本は局所的に数的優位を作ろうとするあまり全体的には数的偏差に陥ることで、守備からのカウンターに移れなかったり、ボールロストからピンチを招きやすいと主張する。日本サッカー協会もきっとこの点は理解しているだろうと信じて、今後の代表戦を見守りたい。
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今回のロシアワールドカップでの日本の戦いについて詳細に戦術分析をしたもの。日本のサッカーが局面での数的優位を構築することに焦点を当てるあまり、ピッチ全体でのエリアマネジメントをおろそかにしており、その点で世界の最先端を行くサッカーの動向から立ち遅れていると主張する。
しかし、その程度の認識は協会も持っているはずで、そのうえで、日本の場合は走力でカバーすることを選択しているのではないか? -
エリア全体の設計の観点からのプレー分析に評判のある五百蔵さんのロシアW杯日本代表分析総括。新書なので図解は少なめなので具体的に思い出す少しに苦労するが、各試合ごとに局面とそこから読み取れる意図の細かい記載は改めて映像とともに読み直したい。
納期の関係もあってか、最後のまとめの部分は深く掘り下げられてはいない。が、「日本サッカーらしさ」を突き詰めた結果、トレンドの先からは乖離が起こってしまっていて弱点を突かれているというこの事実を、日本サッカー協会の幹部や技術委員会は把握しているのだろうか。森保新監督就任会見前の簡単な総括ではとてもそんな視点は感じられなかった。そんな人たちに読んでほしいし、明確な答えを知りたくなった。 -
めちゃくちゃ面白かった…プレー分析を文章でするという難解なチャレンジをしながら、とてもわかりやすく、あの時の興奮と感動が蘇ってくるだけでなく、反省点を含めた未来まで魅せてくれる良書でした!
著者プロフィール
五百蔵容の作品





