- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065130001
作品紹介・あらすじ
2014年7月、GMaC(ギヴ・ミー・ア・チャンス=ぼくにチャンスを)と呼ばれるプログラムが、千葉県にある八街少年院でスタートしました。非行を犯して少年院に送られた少年たちが、動物愛護センターなどに保護された「保護犬」を訓練する。その経験をとおして、一度は社会からドロップアウトした少年たちが、少しずつ変わっていきます--。
3か月におよぶプログラムに密着し、少年たちと犬との温かい交流を描く渾身のルポルタージュ!
〈小学上級・中学から〉
感想・レビュー・書評
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保護犬活動、非行少年の更生プログラム、どちらにも興味があって手にとりました。
保護犬と少年たちが触れあって心を通わせていくさまが誇張なしに描かれていてすてきでした。
それぞれの少年が自分で工夫して犬たちを導いていくさまは感動もの。
犬の躾と子育てって共通点が多いから、女子刑務所・少年院でもぜひ実施してほしい。
悲しい犬と悲しい子供が少しでも減りますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でおススメされました。
公益財団法人と千葉の八街少年院とが協力し、GMaC(=give me a chance)「ぼくにもう一度チャンスを」プログラムが立ち上がりました。
本書はそのプログラムがどのようにして誕生し、実践されてきたかを紹介した本です。
殺処分されそうになった保護犬を家庭犬として訓練していくという経験を通し、犯罪を犯した少年達の成長と更生を促すというこのプログラム。
犬が人間に信頼を寄せていく過程や、少年が犬を訓練しながら逆に、様々なことを学んでゆく姿は感動的でした。
犬の力の偉大さを感じ、犬好きな私としてはとてもうれしい気持ちです。
☆訓練士さんのコトバ
・常に一貫性をもって接すること
・あきらめることを教えること
なるほどねえ~ -
少年院の子どもたちが捨てられていた犬を訓練し、新しい飼い主に出会えるようにする、更生プログラム。アメリカで実践されていたのを日本でも始めた、とのこと。素晴らしい!条件が整わないとできないけど、このプログラムに参加できた少年たちはラッキーだったと思う。写真もすごく良い。信頼関係を築く事の大事さを言葉ではなく学ぶことができる。
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ざっくりとレポートを読んでいる感じ。GMaCという八街少年院で誕生した、少年たちが保護犬を訓練する取り組みについて。10代の非行をした子ども達が犬の訓練をする、というアメリカで行われたプログラムをモデルにしたもの。さくさくあっさり読めた。
著者プロフィール
大塚敦子の作品





