八月は冷たい城 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 193
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065130223

作品紹介・あらすじ

夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

感想・レビュー・書評

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  • 7月の続編。今度は男子グループ。ユキが細身のツン美少年ということでワクワクしたけどすぐに不穏な空気に包まれ…とんでもなホラーでした。ぶるぶる…

  • こっちの方が読後感はいいかなぁ。2つで1つやね。

  • 恩田陸さんの世界にのめり込んでしまった。
    みどりおとこの恐怖がじわじわと染みる。

  • NHKあたりで連続ドラマ化すると丁度良い気がする。適度にクローズな世界観だが結末としては広がりを想像させる見せ方は流石。

  • 『七月に流れる花』のボーイズ編。
    『七月〜』を読んでいたので、ある程度の世界観が分かった上で進んでいくんだけど……。
    伏線なのか、なんなのか、「いや、なんで?」っていうモヤモヤ部分もまだまだ残されている。

    今更だけど、「みどりおとこ」のネーミングも。
    (もしかしたら『七月〜』で明らかになってたかもですが)なんで、「おとこ」なんだろなー。

  • 講談社タイガから発売された連作です。
    表紙の絵とタイトルが気になって読んでみました。 『六番目の小夜子』とか『麦の海に沈む果実』とか『蜂蜜と遠雷』とかタイトルのセンスが好きです。

    何かしらの「美」を感じます。

    ただ、1冊あたり160ページしかないので通勤の電車で読み終わってしまった。
    賞味2日(4時間)。 ストーリーも設定は面白いけどどこかで読んだような。

  • THE恩田陸作品
    不気味な描写、恐怖を感じさせる文章は流石
    最後はちゃんと"想像でしかないんだけど、、"という感じで終わらせるのも
    恩田さんらしいなと感じた
    結局それで流れていくところが1番こわいんだよなぁと。

  • 2冊纏めて。
    『ミステリーランド』の最終巻となった恩田陸の2部作が文庫化。
    『オチが弱い』といういつもの欠点が出ている2作ではあるのだが、反面、『盛り上げ方が上手い』という最大の魅力も遺憾なく発揮されている。なんやかんやで恩田陸に求めているのは風呂敷の広げ方であって、オチではないのだ。あと、これに限らず、タイトルのセンスはずば抜けている。
    しかし、折角、タイトルに『七月』『八月』とあるのだから、文庫も連続刊行にすれば良かったのにw

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著者プロフィール

恩田 陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。幼少期は名古屋、長野、富山、仙台などを転々とする。高校時代は茨城県水戸市に在住。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。
1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。
2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞を受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。2019年秋、石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化。

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