その日世界は終わる (KCデラックス)

  • 講談社
3.55
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本棚登録 : 58
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065130308

作品紹介・あらすじ

海野つなみ氏が漫画の原作に初挑戦し、人気漫画家10人(栗原まもる氏、ひうらさとる氏、飛鳥あると氏、樋口橘氏、小原愼司氏、上田倫子氏、TONO氏、なかはら・ももた氏、おかざき真里氏、柘植文氏)が描いた注目作! シリーズ共通のテーマは「世界の終末」。オムニバスでそれぞれが描く「終末」とは!?

海野つなみ氏が漫画の原作に初挑戦し、人気漫画家10人が描いた注目作! シリーズ共通のテーマは「世界の終末」。オムニバスでそれぞれが描く「終末」とは!?

感想・レビュー・書評

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  • もし、世界が終わる日が来たとしたら、わたしはどうしているのだろう。
    どこで、誰といて、何をし、何を思っているのだろう。

    ドラマも社会現象となった大ヒット漫画、通称『逃げ恥』の海野つなみさんが原案を担当し、交流のある漫画家10人に‘あてがき’。【世界の終わり】をテーマにしたアンソロジー。
    各漫画家さんのリクエストを元に海野さんがネームまでを描いたそうだ。

    栗原まもるさんの『女神のよりしろ』は重いお話ながら、可愛らしい絵と希望の見えるラストが清々しい。
    ひうらさとるさんの『Fly me to the moon』は「16ページほとんどベッドシーン」(海野さん)という異色作。
    飛鳥あるとさんの『リップ・ヴァン・ウィンクル』はシブいハリウッド映画のよう。
    『空降(カラフル)』の樋口橘さんのリクエストは「ときめき、痛み、かわいい、せつない、歪み、倒錯的なもの、ヴァンパイア、天才、、、」(海野さん)。
    小原慎司さん(漫画)岩永尚子さん(監修)の『聖地巡礼』はインドネシアの少女が主人公。青春☆
    上田倫子さんの『幸福な王妃』はアジアンチックな雰囲気。時代物の韓流ドラマのよう。
    TOMOさんの『老嬢の一日』は日本が舞台。素朴な絵が『この世界の片隅に』を思い出した。
    なかはら・ももたさんの『スピリチュアル』は南米・ボリビアをモデル国とした少年呪医と青年学者の出会いのお話。
    おかざき真里さんの『村で一番の美女』は華やかで情熱的なおかざきさんの絵にピッタリの作品。おかざきさんは「感情の放出」が描きたいとリクエストしたそうだ。
    柘植文さんの『さよなら人類』は、ほのぼの~としつつも俗っぽい。でもラストはニーチェの言葉で締める(笑)
    この作品は最後に読んだ方が楽しめるかも。

    おまけに海野つなみと10人の漫画家座談会付き。

    ー「だけど ねえ わたしたち ちゃんと生きたわ」『村で一番の美女』

    果たして自分は【その日】に「ちゃんと生きたわ」と、思えるだろうか。

    読みごたえのあるアンソロジーだった。

    • myjstyleさん
      レビューを読んで、無性に読みたくなりました。
      レビューを読んで、無性に読みたくなりました。
      2020/05/03
    • 5552さん
      myjstyleさん、こんにちは!
      ぜひぜひ、お読みください。
      漫画アンソロジーは初めてだったのですが、面白かったです。
      面白かったと...
      myjstyleさん、こんにちは!
      ぜひぜひ、お読みください。
      漫画アンソロジーは初めてだったのですが、面白かったです。
      面白かったといえばmyjstyleさんの『イコライザー』のレビューも。鋭いツッコミに思わず噴き出しました。
      2020/05/03
  • 前から気になっていたつなみん原作、10人の作家さんが紡ぐオムニバスエピソード。
    どれも人間の業の深さが描かれているなかなかにパンチの効いた作品たち。

    第10話、世界が終わってから35億年後の世界で新しい生命が生まれている話が、1~9話までの総括にもなっていてとても良かった。
    確かにこの話は描ける人を選ぶ!

  • 世界が終わる日をテーマにすると外国や異世界舞台で、昔の少女マンガチックなお話になりがち…と思ったら海野さんがすべて原作を担当していた。そりゃ似たトーンになるか。なぜこんな暗いテーマにしたんだろう?読んでいても「でも結局この後世界が終わるんでしょう?」と悲しい気持ちになった。カバー裏がネームで、ネームは見る機会がないので面白かった。

  • 「世界の終わり」を共通テーマに、海野つなみ原作ネームを
    10人の作家がマンガにするという今までにない企画本。
    ほとんどの話が16ページの1話完結。
    各作家さんからのリクエストを盛り込んだ
    テイストの違う読み応えのある話を10話生み出す
    海野つなみさんの作家としての力量は圧巻。
    同じ人が描いたネームが
    こんなにも個性豊かな作品になる面白さ。
    巻末の座談会がまた面白い。
    「世界が終わる」からこそ「どう生きるか」が際立つ。
    なんだかんだ感情を揺さぶられた果てに読んだ
    10話目に和んだ。

  • 全部海野先生が各漫画家さんに当て書きした「世界の終末」をテーマにした原作ネームを基に描かれた作品。ジャンル幅広いな。カバー裏のネームと各作品との違いを見るのも楽しい。「幸福な王妃」の王妃と従者の恋、好きだわ。「スピリチュアル」の続きが読めるの楽しみ。

  • 紙の本も欲しくて買ってしまいました!!
    海野つなみ先生の向こうに【藤子・F・不二雄先生】の大人マンガを感じるのは俺だけなのか?

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著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2018年 『新装版 回転銀河(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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