- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065130414
作品紹介・あらすじ
瀬川エリカと俺、吾妻千里は昔からの幼馴染みだ。
小学校でも中学でも、そして高校でも、瀬川と俺は、公園で遊ぶ。
ダベったり、野球をしたり、走り回ったり、ちょっと喧嘩したり。
「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」
「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」
「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」
「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」
「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」
そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――。
感想・レビュー・書評
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タイトルに偽りなし。どこを切り取ってもいい、いい意味でどこかWeb小説感があるんですが、それでも読み終わった後にはじんわりあたたかくなる、個人的には好きな作品でした。さすが「友達いらない同盟」の作者さん。
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本当にタイトル通りの内容。これも一種のシチュエーションコメディかも。
バカ話して思い出話して冗談に冗談を重ねて、特別なことも奇妙なことも起きない。
ただそれだけの物語がこれほど面白いのは、ここに理想の友達関係や高校生活を見るからでしょうか。 -
シンブルで変哲のないストーリーながら、短篇どうしが微妙につながっていたりと遊び心もあって面白かった。やり取りの中で登場人物同士の仲の良さが見えてくるのもいい。
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