宝石の国(9) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.20
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本棚登録 : 1365
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065131015

作品紹介・あらすじ

月世界に降り立ったフォスは、月人の首領的存在・エクメアに対し、「仕事をしなくなった」とされる先生への刺激を与えるために、「宝石たちの裏切り」を提案した。宝石たちの星に戻ったフォスは、月世界の情報を伝えて、宝石たちに月への興味を持たせていく。約束の場所には、数名の宝石が集まり、月世界へ向かった。一方、残された宝石たちに金剛先生が伝えたことはーー。

感想・レビュー・書評

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  • 宝石たちは敵味方に分かれてしまう
    すべてコンちゃんのせいだから

    62.遠景
    63.期待
    64.或る日
    65.今日
    66.自由
    67.カンゴーム
    68.変転
    69.不変
    70.未明
    どうぐのくに

  • 金剛はなぜ祈るのをやめてしまったのか?
    壊れているのか?
    月人たちの望みは消滅なのだろうか?
    月人との取引に応じ、互いに壊し合う宝石たち。
    手足が折れ、顔が潰れ、砕けた破片が飛び散り、煌く。
    演出:月人の美しい残虐ショー。
    過激な刺激が金剛を治す…のか??

  • 大変だぞこれは……
    こんな戦いをしてるのを見たくなかったというのが正直な気持ち、最後まで見届けなくてはというのが今の心。
    ほんとうにでかい愛しかなくて「それだけ」だったんだなあ。
    フォスの言い分もボルツの危惧ももっともで、なおさら辛いね。
    ユークとパパラチアの頼りがいすごい。
    王子おまえ~~~

  • なんか鬱になるって書いてあったから覚悟して読んだけどカンゴーム(笑)ってかんじ。

  • 月人との接触は何かを産むだろう、と思っていたがこう来たか…と言うのが第一印象。月に行く組にも残った組にも大きな変化が訪れる。システムだったもの、仕方がないと思っていたもの、当然だったはずの仲間意識…そういったこれまでに描かれてきたものがいとも簡単に崩れ去る。
    構図はシンプルだが、それぞれの心情はとても複雑であるがゆえ、この巻から先は、これまでとは違う読めなさが生まれると思う。
    しかし、独特の空気のゆるさについては変わらず、いとおしいキャラクターたちのやり取りを楽しもう。たとえ、それが後で究極の寂しさを感じることになったとしても。

  • はーだめ尊い正気を保っていられないマジむりむりむりむ。

  • 昔の天真爛漫のフォスがどこにもないのは寂しいなーでも小言を言うところが残ってて和む。

    そしてユークと先生のくだりが好き。自由のくだりも好き、そういう見方もあるか。これからの展開に期待。

  • うおおおお、、、えげつないっすよ....

  • 進展ありまくりな第9巻で、気になることもたくさんあるし、言及したいことが山ほどある中で、もっとも印象に残ったセリフをあえてひとつ選ぶなら
    「労働組合から文句が出る」
    …え。あの…。シンシャ…?でもこの軽さがほんと好き。
    一緒に読んだ人は月の空色のあの子がほんとの自分を取り戻す展開がしっくり来なかったよう。僕はその前の悲痛な葛藤のシーンも含めて好きだったのだけど。「あんな男にぶりぶりしやがって…!」「中性的な雰囲気がすきだったのに…!」などと申していました。しかし、言い換えればこれまで彼らがもたなかったものを獲得したわけで。言ってしまえば種の進化。月の彼らが活気付き、地上の彼らがやり直すことと合わせ、新たな展開に向けた激動の予兆。次の巻も目が離せません。

  • 月から戻ったフォスは仲間の数人を誑かし再び月へ。宝石ちゃんたちの仲間割れ的展開は悲しい・・・しかし今回のトピックはなんといっても

    パパラチアの完全復活!

    そしてあんなにフォスに頼られてたカンゴームの、まさかの、剛力彩芽化!(違)ぞぞのおじさんより王子はイケメンだけどね、あの変貌ぶりはショック・・・

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著者プロフィール

投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集 2』がマンガ大賞2012の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。

「2022年 『宝石の国(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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