インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 306
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065131381

作品紹介・あらすじ

自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビが遭遇する殺人事件とは!? 大人気「国名シリーズ」最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 2018年103冊目。待望の国名シリーズ最新作。シリーズとしての面白さは健在ながら、火村と同じでその手のものを信じてない質なので、前世の下りや動機にはハマれず。アリスがこれまでの事件に名前をつけていたのには思わず頬が緩みました。

  • 事件自体は謎めいていながらも地味で、ホワイダニットに焦点があるので犯人がわかったときの気持ちよさはなく、そうか……という感じ。有栖川ミステリは犯人わかっても気持ちよさより切なさが勝つのが常なのですが。
    アリスの発言がやたらメタいのでそういう感じだっけ?と戸惑いましたが、あとがき読むにそこも含めてのこの作品のテイストなのかな。いろんな味でこのシリーズを味わえるのはこれからも楽しみ。

  • 久々の有栖川有栖。正直、本格ミステリとしての満足度は低い。あとがきを読むと、筆者自身もそのあたりは認識しているようでもあった。そのうえで、物語としての面白さを意識したのだと思う。

    前世を占うという冒頭の不可思議な開幕から、次第に明らかになってくる主要人物たちのキャラクター性、アクセントを添える容疑者とその娘との心温まる親子愛など、色々と工夫が感じられた。多分、テレビドラマ化したら映える作品だと思う。

    自分は、解説にある「俺の興味は狭くて、うるさいよ」型の本格ミステリ好きのため、「火村シリーズ」よりも、どちらかというと「大学生アリス」シリーズのファン。しかし、本書を読んで、筆者のような「本格ミステリ原理主義者」が、内田康夫や西村京太郎といった、大衆ミステリの方向で本気をだしたらどんな作品が生まれるのか、という興味も沸いた。そういう意味で、収穫もある作品だった。

  • 【内容情報】
    前世から自分が死ぬ日まで―すべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。
    この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に<インド倶楽部>のメンバー七人が集まった。
    その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。
    まさかその死は予言されていたのか!?
    捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!

  • 待ちに待った、というより勝手に待っていただけなのだが、13年ぶりの国名シリーズである。うれしくて手汗が止まらない(書店の紙カバーがふやけた)。インド亭で行われた、とある例会が語られる導入。そこからどのように謎が展開していくのか期待を膨らませ、夢中で読んだ。さらには読者を楽しませてくれる小ネタ(?)も満載、いつもと少し様子が違うぞと感じさせる書き方も新鮮だった。ミステリとしては変わり種、だが有栖川作品としては王道という印象が残っている。動機を軸にしない、火村先生の犯人当て。それを長編で読めたことがうれしい。

  •  トリックを暴くというわけでもなく、前世とか正直よく分からなくて。
     何か最後までモヤモヤしてたなぁ、私の中で。

  • 13年ぶりの国名シリーズ。
    港で発見された変死体を調べていくうちに、前世から未来まですべての運命が記されている「アガスティアの葉」のリーディングをしたという会合が浮かび上がる。前世の絆で結ばれているらしいメンバーたちに話をきく火村&アリスだったが…
    輪廻転生や前世といったテーマは面白いが、この手のものを描くには著者が真っ当すぎてテイストが合わない気がした。内容的には中編くらいでよかったかも。

  • あー…これは疑える人が読んでいるうちに
    実をいうと一人しかいなくなります。
    しかも犯行理由は…
    というたぐいなのでキワモノの分類に入るかも。

    あるリーディングにかかわったものの中で
    起きる連続殺人事件、
    そこにはある人が隠し通してきた
    事実が見え隠れしてきますが…

    出てくる事実はかなりハードです。
    でも犯行理由はね…
    そこを割り切れるかによって評価は分かれそう。

  • 2018/11/12再読

  • 基本火村先生と同じスタンスなので、犯行の動機がポカーンなんですけど、そこが目新しいというか特殊なのかなぁ。
    全体的に謎があまり複雑で無い割に文章量が多くて、話が停滞している気がするので、中編くらいの長さで丁度良かったのではと思います。

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著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

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