見上げると君は(1) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
3.40
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本棚登録 : 63
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065131862

作品紹介・あらすじ

ピュア度120%の身長差ラブコメが開幕!チビなのが悩みの優希(ゆうき)は初めての告白で玉砕。公園で泣き崩れていると、超絶カッコいい女子高生ストリートミュージシャンに出逢う。カッコよすぎる彼女に、どんどん夢中になっていく優希。これは恋じゃなくて、奇跡なんだって思いながら。

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  • 憧れから始まる関係。
    手酷く振られて落ち込んだ渋木優希はある日、とてもかっこいい人に出会った。後にその人は同じ学校の生徒だと気付く。人気者の彼女になかなか気付いて貰えない彼は、気弱な性格がかえって大胆な行動を招き、そこから二人の距離はどんどん縮まっていく。
    古い少女漫画での普通のお話なら憧れるのは女子で、憧れられるのは男子という構図だが、この作品では逆転している。見た目も性格も同じく逆転しており、そこがこの作品のオリジナリティとなっている。優希の友人はそれを恋と言うが、優希はあくまでありきたりなところには納まらない。
    男女だからといって、そこにあるのが恋でなくたって当然いいだろう。
    今のところ優希目線で描かれるので、高峯の心のうちはあまり描かれず、ただ、彼女は心にもないことを言う人ではなさそうだから恐らく言葉の通り受け取ってもよいのだろう。今はまだ優希は高峯の大勢の取り巻きの中で頭ひとつ抜け出た存在でしかないが、なぜ高峯が優希に惹かれるところがあったのかは、この後の展開で描かれていくのだろう。
    ある意味、読者の期待どおりに進む心地よさがあるけれども、ちょっとうまく行き過ぎに思え、続きを読んでみたくほあるけど「まあまあ気になる」といったところだろうか。
    そういえば高峯さんはギター片手に歌うのが大好きで、二人の出会いもそれなのだが、描写として歌ってるのは分かるけれどもその歌詞などはまったけ描かれないという斬新さだった(笑)。

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