昭和探偵2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065132265

作品紹介・あらすじ

新宿裏通り・熱木探偵事務所は大はやり、「昭和の謎」はおまかせを。酔いどれ中年探偵・熱木血潮が昭和の謎に立ち向かうシリーズ第2弾! セピア色の写真に写るのは、服を着た犬? それとも黒電話? 特番TV「昭和探偵」に出演してから、中年探偵・熱木地潮に昭和の依頼がどんどん舞い込む。ラッタッタの謎、スペース・インベーダーの取っ手……奇天烈な依頼と共に、熱木は知らず昭和の巨悪に近づいていく。平成最後の名(迷)探偵、面白さ全開!

感想・レビュー・書評

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  • 昭和探偵の名は熱木地塩(潮)。他にも面白い名が出てくる?と普段は全く気に留めない登場人物の名前に注目しながら読み進んでいると、田中角栄、八千草薫という名前が突然登場すると、自分になかで、話がいきなり現実の話に取って代わってることに気づきました(笑)

  • 2018年10月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。お祖母ちゃんはなぜ、ラッタッタに乗った?、服を着て座布団に座ってたのは、犬か電話か?、インベーダーゲームの取っ手泥棒?、脱がせたのはズロースか、ブルマーか?の4つの連作短編。よくこれだけの昭和ネタを思いつくものだなあと感心してしまいます。大きな悪は、まだ片鱗も覗かせません。

  • 風野真知雄『昭和探偵2』講談社文庫。

    三ヶ月連続刊行の新シリーズの第2巻。はっきり言って大失敗。単に昭和の出来事や風俗を散りばめただけの連作短編探偵風小説。2巻まで買ってしまったので仕方なく読む。この2巻は斜め読み。来月刊行の第3巻は購入しない。

    昭和の謎を解決する昭和探偵・熱木地塩。遠きなりゆく昭和……

  • 簡単そうな調査も大物が出てくる。

  • 次巻で完結して欲しいが やろうと思えばまだまだ引っ張れる

  • 昭和の謎を追う話題の新シリーズ。ラッタッタに黒電話、ズロースとブルマー。そして!?

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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