- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065132876
作品紹介・あらすじ
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。「君の言うことは、もう誰も信じない」木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
感想・レビュー・書評
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「こんな題名でどんな話?」と思ったが、そのまんま題名の通りだった。主人公の亜希ちゃんは、最高に面白い。街田隆介は、なんだかおまぬけなのだが、捨てがたいキャラクターだ。中学生の八郎兵衛も、名前に違わず面白い。すらすらと読めてしまって、後に何にも残らない。リアリティは無いねえ。
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水嶋アキは息を吐くように嘘をつく編集者。エリート官僚待田と出会い,新幹線爆発テロの後,殺人・誘拐容疑で指名手配され絶体絶命。嘘でピンチを切り抜ける。脳内映像化して読む。
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面白かった
ほぼ漫画のエンターテイメントストーリ(笑)
はちゃめちゃの展開がまさに漫画!
ストーリとしては、
32歳独身の編集者の水嶋亜希は、担当の作家を騙しながらもコントロールして、トラブルを回避している毎日。
そんなある日、高スペックの官僚と偶然出会って、一夜を過ごすことに..そこから恋が始まるかと思いきや、国家を揺るがす事件に巻き込まれていきます。
新幹線爆破テロ、そして、殺人事件。
その事件の中で、国家権力に立ち向かう主人公が面白い。
嘘つきということもありますが、はやり、頭が切れる人です。ラスト追い詰められたシーンでも肝が据わっています。
リアリティが全く感じられないので、楽しく読み進められます。 -
木内一裕『嘘ですけど、なにか?』講談社文庫。
木内一裕の10作目の小説。余りにも偶然ばかりが重なる漫画的な出来すぎのストーリーに少しうんざり。最近の作品よりも初期の作品の方が遥かに面白いと思う。
虚言癖を持つ32歳独身の文芸編集者・水嶋亜希はエリート官僚と偶然出会い、一夜の恋を楽しむが、とてつもない事件に巻き込まれていく。新幹線爆破テロに殺人。読み進むにつれ有り得ない展開が続き、食傷気味に。 -
登場人物の誰一人として共感ができず、嫌いでしたが、テンポが早くて読みやすかったです。
待田の最初の素敵なイメージがどんどん崩れていく様子が面白かった。 -
★4.0
主人公・水嶋亜希のキャラクターが面白くて、思わず噴き出してしまう箇所が多々。タイトルに冠した通り、飄々と嘘が吐けるところも、外見とは裏腹に中身がオッサンなところも、全部をひっくるめて水嶋亜希という魅力となる。そして、「ふざけるな!」とキレる人の多いこと(笑)。が、感情を露わにすることでテンポも良くなり、ついつい一気読みしてしまう面白さ。お気に入りのオッサン中学生・八郎兵衛と水嶋亜希のその後が気になるので、是非続編を書いてほしい。それにしても、表紙が絵(画:著者)ということに、ただただ驚くばかり。 -
面白かったです。
嘘に嘘が重なり何が本当か分からなくなりそうです。
女は強いという事ですかね。 -
木内さん、初めてだったので楽しく読んでいした。
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主人公は頭がキレるんだろうなーと思いながら読みました。とっさに出る言葉や行動は勉強になります。また、ちょっとした一言で、人生まで狂ってしまうようなストーリーは面白かったです。また再読したい一冊。
著者プロフィール
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