- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065133170
作品紹介・あらすじ
『絶園のテンペスト』城平京 原作! 怪異達の知恵の神になった少女と、怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む[恋愛×伝奇×ミステリ]!! “怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!? 2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?
【過去編「岩永琴子は高校生だった」】たった二人しかいないミステリ研究部。一年の小林小鳥が、部長の天知学から受けた任はいろいろ噂の少女・岩永琴子を入部させること‥! 【前後編ミステリ「ギロチン三四郎」】岩永琴子と桜川九郎が出会う次なる怪異は日本にただ一つの処刑装置――ギロチン! だが、どういうわけだか琴子はずっと睡眠中で‥その代わりに、九郎が事件解決に挑むことに‥!? 2編を一挙収録!
感想・レビュー・書評
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今回は琴子が高校生だった時の物語からスタート。二人しか部員がいないミステリ研究部に、琴子を入部させようと計画する部長の天知。部の存続だけではないその真意とは。学生物かつ日常ミステリが読めると思っていなかったので新鮮。部長との読み合いも面白かった。
あと、部長の「知恵は人の罪であり徳でもある それを娯楽にしたのがミステリだよ それ以上かそれ以下かは読む人次第だな」という言葉が好き。ミステリじゃなくても、本をどう読むか、何を感じ取るかは人それぞれで面白いよね。
後半はまたもやインパクト大のタイトル「ギロチン三四郎」が登場。「本当に人間の首を切り落とせるのか以前から一度試してみたかったのです」という冒頭での甲次郎の語り口も衝撃的な一言で、一気に物語へ惹きつけられた。謎の中心にいる小夜子の視点で語られていき、彼女を追う九郎たちと出会うという展開は事態の奇妙さを際立たせていてよかった。眠っている琴子の代わりに九郎が、ギロチンの付喪神からの依頼を説明するシーンも、聞いてる方からすれば変に間が抜けた明るさが不気味だよね。
ギロチンと招き猫というデザインの取り合わせセンスも絶妙。首を断ち切る処刑装置が二人を繋ぐ絆だったというのも何とも奇妙で面白い。 -
琴子高校生編とギロチンの話。
相変わらずの二人と事件解明。虚構してないのは面白いなぁ〜。嘘を嘘で何とか〜な話はややこしいので読むの難しいw -
短編と中編で構成された第9巻。
20話の高校生編は捻りがあって面白い話だったな。というか琴子は高校生時代であっても見た目が現在と殆ど変わらないのね
中編は城平先生お得意と言っていいタイプの話で楽しませてもらった
「ギロチン三四郎」と人目を引くタイトルに始まり、内容も一度でいいからギロチンで人の首を切ってみたかったと語る老人による殺人譚を中心として、死を連想させる場所や物に招き猫を添えた絵を描くイラストレーターとの会話が描かれながら、少しずつ事件の真相が語られていくというもの
ギロチンと招き猫って組み合わせを思いつくのは流石と言うしかない。その後のまるで怪奇譚を読んでいるかのような気分になれる謎解き模様も面白い
話の本筋とは無関係どころかタイトルを否定するような豆知識を挿入してきたのには笑ってしまった。そっか、ギロチンって女性名だったんだ……
次回以降は長編の話が展開されるようで。原作小説を基準にしたら六花に関する新しい話が語られるのって何年振りなんだろうな…… -
【あらすじ】
【過去編「岩永琴子は高校生だった」】たった二人しかいないミステリ研究部。一年の小林小鳥が、部長の天知学から受けた任はいろいろ噂の少女・岩永琴子を入部させること‥! 【前後編ミステリ「ギロチン三四郎」】岩永琴子と桜川九郎が出会う次なる怪異は日本にただ一つの処刑装置――ギロチン! だが、どういうわけだか琴子はずっと睡眠中で‥その代わりに、九郎が事件解決に挑むことに‥!? 2編を一挙収録!
【感想】
著者プロフィール
片瀬茶柴の作品





