溝猫長屋 祠之怪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065133514

感想・レビュー・書評

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  • Tさんのおすすめ。

    猫がうろうろする溝猫長屋。
    昔亡くなった女の子の祠があり、
    そのお多恵ちゃんが子供たちを見守っている。
    というか男の子たちを厳しく育てている。

    なぜか長屋の一番年上の男の子たちが、
    幽霊の(死体の?)臭いをかぎ、
    声を聞き、そして見るようになる。

    とうとうその年になった男の子たちがそうとは知らず、
    昔子供が殺された家に入り込み、
    その子供の幽霊と遭遇する羽目に。

    幽霊を分割して感じるという設定は面白いし、
    近所の自称箱入り娘も良い感じだが、
    寺子屋の先生が暴力志向なのはちょっと。

著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼 怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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