本屋の新井

著者 :
  • 講談社
3.40
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本棚登録 : 815
感想 : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065134139

作品紹介・あらすじ

本は日用品。だから毎日売ってます――。
ときに芥川賞・直木賞よりも売れる「新井賞」の設立者。『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)も大好評の型破り書店員・新井見枝香による”本屋にまつわる”エッセイ集!
「新文化」連載エッセイ「こじらせ系独身女子の新井ですが」に加え、noteの人気記事、さらには書き下ろしも。装幀、カバーイラスト、挿絵は寄藤文平!

感想・レビュー・書評

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  • 寂しさは人間の持つもっとも強い力だと言っていた。

    寂しいから人は楽しいもの、にぎやかなものをもとめる。
    だからこの世にエンターテインメントが生まれた、と。
    華やかな業界に身を置く人が、どんなに笑っていてもどこか寂しそうに見えるのは、そのせいかもしれない。
    寂しさが強ければ強いほど、きっと強烈な光を放つのだ。

    私も新井さんのような鋼の心臓が欲しいと思う。

  • 現役書店員による本と書店にまつわるコラム(エッセイではないんですね…)。中でも『中身を見た目に合わせるのは、コナンより簡単なはずだ。』が心に刺さった。

  • 新文化 - 出版業界紙 - 連載 - こじらせ系独身女子の新井ですが
    https://www.shinbunka.co.jp/rensai/araidesugalog.htm

    『本屋の新井』(新井 見枝香)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000314496

  • 三省堂書店神保町店のカリスマ書店スタッフ・新井見枝香さんの書籍をテーマとしたコラム。
    新井さんという方は作家さんを招いてのイベントを開催したり、「新井賞」を設立したりとすごい人みたいです。おそらく書店員さんたちの憧れの方なんでしょうね。

    もともと出版業界誌に連載されていたコラムをまとめたものだからか、書店業界あるあるっぽい話もあり、私自身も学生時代に本屋さんでバイトをしていた時のことも思い出しつつ読みました。また、レジあるあるな話は今のパートでの仕事にも通じるものがあり、わかるな~~~と思うこともあったり。

    本書最後のコラムが最も共感。
    本屋さんに行くと、平積みの本が隠れるように別の本が1冊だけポン、と置かれていることがあります。要するに平積みで売ろうとしている本が、別の本が一冊だけ片づけられずにおかれているために、本来平積みでアピールしたいはずの本の存在に気づかれないということ。新井さんはこれを「バーガートレイ現象」と読んでいました。

    私もこれ、めっちゃ気になります。というか気持ち悪くてうずうずし、書店員でもないのにせかせかと片づけてしまいます。なので最後、本を閉じる前「わかるわ~~~」と思いつつ読書を終了しました。

    みんな、本屋さんでは棚から出した本は平積みの本の上に置かずに棚に戻そうね。

  • 現役書店員の日々の出来事&感じたことのエッセイ。
    2~4ページのエッセイがたっぷりと。装幀が実に良い(^^♪
    短い文章でありながら、書店員の目線たっぷりのエピソードが
    ぎゅっと詰まっていて、楽しくさらっと読めました。
    レジ袋に紙袋、図書カードの話は本屋の実情。
    「仕入れ」という特殊部隊、時間がかかる果てしなき棚整理という、
    仕事の数々。あ~同じ本の仕事でも、学校司書は本の修理が
    果てしなかったなぁと、つい自分に重ねてしまいました。
    さりげなく紹介している本も読みたくなります。
    「オススメです!と言いふらしたくなる本に出会えると
    本屋の仕事は楽しい」の言葉、すっごくいいね(^^♪

  • 究極的なさくっと読みができる本です。
    本屋あるある・本屋の気持ちが、よくあるのとはまた違う観点で書かれている気がします。
    原価率の高さはなぁ...辛いよねぇ。
    独特な商売だゎ、ホント。

    まぁ、ただ、面白いけど、グッとくるような内容でもないし「へぇ」もそんなに大きい訳ではないので、☆三つー。

  • 2021.9.19読了。
    以前一読していて、実家の本棚を物色していた時に発見して、もう一度読もうと思い、二度目。

    書店員の日常を小説の内容とリンクをさせながら、エッセイという形での展開は斬新。その小説とリンクさせる力は書店員というより、読書人として尊敬。また、逆にこのような日常の出来事から、物語が生まれてくることもあるのかなと思わせられた。

  • 高い熱量を持った書店員、新井さんのエッセイ。
    店頭で本を紹介するPOP作り、図書カードの梱包やたくさんの事務作業、自身が選ぶ文芸賞「新井賞」選定など、新井さんの活動は幅広い。

    ---------------------------------------

    目新しい話や感動はなかったけど、新井さんが熱意を持って働いているということはわかった。
    自分は熱い志を持った人と接すると苦しくなってしまうので、新井さんの考えを読んで、そういった人たちの頭のなかをすこしだけ理解できたような気がする。自分はこんなに熱量をキープできないなあ。

  • 三省堂のカリスマ店員新井さん。
    本に対する愛憎が半端ないとは思うけれど。
    面白いのかな〜?まあ、面白いといえば
    面白部類に入るのかな?という程度でした。
    大昔、田舎の書店でアルバイトをしていた経験を
    持つ身としては、書店の実情は
    昔も今も相変わらずなんだとしみじみ。
    本のポップで売り上げが伸びるという感覚は
    大昔は無かった。
    文体が飛び跳ねるような感じなので、
    ポップでおすすめされたら手にとってみる気はする。
    他所の家の麦茶が苦手という話から、
    吉田修一氏の『怒り』をもってくるあたり上手いなあ。
    待ち人が来るまでに読むのが最適本。

  • ★きっかけ
    ブクログで見かけて?新井賞の新井さん。

    ★感想
    書店で働く日常を描いた短文のエッセイ集。サクサク読める。
    学生の頃、1年だけバイトしていた書店、楽しかったな〜〜〜
    当時のことを少しだけ思い出した。

    新井さんてもっと真面目な方かと思っていたら、良い意味で脱力感もあり、けど仕事に情熱を持っていて、友人にいたら面白いだろうなという印象に変わった。

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著者プロフィール

1980年東京都生まれ。書店員・エッセイスト・踊り子。文芸書担当が長く、作家を招いて自らが聞き手を務めるイベントを多数開催。ときに芥川賞・直木賞より売れることもある「新井賞」の創設者。「小説現代」「新文化」「本がひらく」「朝日新聞」でエッセイ、書評を連載し、テレビやラジオにも数多く出演している。最新刊は『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』。

「2021年 『本屋の新井』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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