本屋の新井

著者 :
  • 講談社
3.40
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本棚登録 : 705
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065134139

作品紹介・あらすじ

本は日用品。だから毎日売ってます――。
ときに芥川賞・直木賞よりも売れる「新井賞」の設立者。『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)も大好評の型破り書店員・新井見枝香による”本屋にまつわる”エッセイ集!
「新文化」連載エッセイ「こじらせ系独身女子の新井ですが」に加え、noteの人気記事、さらには書き下ろしも。装幀、カバーイラスト、挿絵は寄藤文平!

感想・レビュー・書評

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  • 寂しさは人間の持つもっとも強い力だと言っていた。

    寂しいから人は楽しいもの、にぎやかなものをもとめる。
    だからこの世にエンターテインメントが生まれた、と。
    華やかな業界に身を置く人が、どんなに笑っていてもどこか寂しそうに見えるのは、そのせいかもしれない。
    寂しさが強ければ強いほど、きっと強烈な光を放つのだ。

    私も新井さんのような鋼の心臓が欲しいと思う。

  • 三省堂書店神保町店のカリスマ書店スタッフ・新井見枝香さんの書籍をテーマとしたコラム。
    新井さんという方は作家さんを招いてのイベントを開催したり、「新井賞」を設立したりとすごい人みたいです。おそらく書店員さんたちの憧れの方なんでしょうね。

    もともと出版業界誌に連載されていたコラムをまとめたものだからか、書店業界あるあるっぽい話もあり、私自身も学生時代に本屋さんでバイトをしていた時のことも思い出しつつ読みました。また、レジあるあるな話は今のパートでの仕事にも通じるものがあり、わかるな~~~と思うこともあったり。

    本書最後のコラムが最も共感。
    本屋さんに行くと、平積みの本が隠れるように別の本が1冊だけポン、と置かれていることがあります。要するに平積みで売ろうとしている本が、別の本が一冊だけ片づけられずにおかれているために、本来平積みでアピールしたいはずの本の存在に気づかれないということ。新井さんはこれを「バーガートレイ現象」と読んでいました。

    私もこれ、めっちゃ気になります。というか気持ち悪くてうずうずし、書店員でもないのにせかせかと片づけてしまいます。なので最後、本を閉じる前「わかるわ~~~」と思いつつ読書を終了しました。

    みんな、本屋さんでは棚から出した本は平積みの本の上に置かずに棚に戻そうね。

  • 新文化 - 出版業界紙 - 連載 - こじらせ系独身女子の新井ですが
    https://www.shinbunka.co.jp/rensai/araidesugalog.htm

    『本屋の新井』(新井 見枝香)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000314496

  • 現役書店員の日々の出来事&感じたことのエッセイ。
    2~4ページのエッセイがたっぷりと。装幀が実に良い(^^♪
    短い文章でありながら、書店員の目線たっぷりのエピソードが
    ぎゅっと詰まっていて、楽しくさらっと読めました。
    レジ袋に紙袋、図書カードの話は本屋の実情。
    「仕入れ」という特殊部隊、時間がかかる果てしなき棚整理という、
    仕事の数々。あ~同じ本の仕事でも、学校司書は本の修理が
    果てしなかったなぁと、つい自分に重ねてしまいました。
    さりげなく紹介している本も読みたくなります。
    「オススメです!と言いふらしたくなる本に出会えると
    本屋の仕事は楽しい」の言葉、すっごくいいね(^^♪

  • 究極的なさくっと読みができる本です。
    本屋あるある・本屋の気持ちが、よくあるのとはまた違う観点で書かれている気がします。
    原価率の高さはなぁ...辛いよねぇ。
    独特な商売だゎ、ホント。

    まぁ、ただ、面白いけど、グッとくるような内容でもないし「へぇ」もそんなに大きい訳ではないので、☆三つー。

  • 三省堂のカリスマ店員新井さん。
    本に対する愛憎が半端ないとは思うけれど。
    面白いのかな〜?まあ、面白いといえば
    面白部類に入るのかな?という程度でした。
    大昔、田舎の書店でアルバイトをしていた経験を
    持つ身としては、書店の実情は
    昔も今も相変わらずなんだとしみじみ。
    本のポップで売り上げが伸びるという感覚は
    大昔は無かった。
    文体が飛び跳ねるような感じなので、
    ポップでおすすめされたら手にとってみる気はする。
    他所の家の麦茶が苦手という話から、
    吉田修一氏の『怒り』をもってくるあたり上手いなあ。
    待ち人が来るまでに読むのが最適本。

  • 新井さんとしてもキャラの濃い新井見枝香さんの本を読んでみた。
    書店のことにもちょこちょこ触れつつ私生活を語っているエッセイで、時々言葉がすごく刺さってきた。
    現在は本屋と二足のワラジをはいているそうだが、
    自分らしく生きる姿がとても素敵だと感じた。

    "本を買う行為は点だが、それはどこかの点から線でつながっている"
    君の名は。のワンシーンのように、誰かの名を忘れないように手の平に書いたことがあるんじゃないだろうか。という視点がとてもすきだった。

  • さらっと読めるけど、特に中味のないエッセイ。筆者のことをよく存じ上げなかったけど、いわゆる「カリスマ書店員」なのかな?拗らせた感じや、自意識の強さが行間から漏れ出て来て、居心地が悪くなる。
    この中味でこの値段、すごく売れてるとしたら出版業界も安泰じゃない?笑
    ただ、この人のお薦め本をまとめた本なら、読んでみたい気もするけどね~。

  • TV番組「7ルール」で取り上げられてるのをみて、面白い人だな~と思って読んだ。1つずつのエッセイの目の付け所も感じ方も面白い!

  • ゴロゥデラックスで拝見して
    本屋さんで探して買ってみた
    さくっと読めてよい

    「本屋で働くことに特別な意味も見出せてないし、無理に続ける気もないのだ。仕事がなくなれば別の仕事を探すまでよ。」
    という序文がまずよかった
    あと本は日用品て、本当にそうだなあと
    気軽に読んだり買ったり捨てたりしようと思った

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著者プロフィール

新井見枝香(あらい みえか)
東京都出身、1980年生まれの書店員。アルバイトで書店に入社し、正社員にまで登用され、某書店文庫売場に勤めていた。2019年5月からHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに勤務。文芸書担当が長く、作家を招いて自らが聞き手を務める「新井ナイト」など、開催したイベントは300回を超える。独自に設立した文学賞「新井賞」は、同時に発表される芥川賞・直木賞より売れることもある。エッセイ『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』がヒット。「新文化」連載「こじらせ系独身女子の新井ですが」を元にした二冊目の単行本、『本屋の新井』を2018年10月に発行。2019年2月『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』を刊行。

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