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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784065136812
作品紹介・あらすじ
定廻り同心の小者の情報によると、どうも江戸の掏摸(すり)の数が減っているらしい。犯罪が減って悪いことではないのだが、半分もいないというのだから尋常ではない。掏摸といえば江戸では浅草、両国、そして市谷。月也は男装した沙耶を連れて市谷に向かった。地元の掏摸の話によると、どうやら本当に「掏摸のかどわかし」が起きているらしい。月也が釣り堀で注目を集めている間に、沙耶が捜査を進めることになった……。
感想・レビュー・書評
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同心紅藤月也は宮部みゆきさんの『ぼんくら』の平四郎と違って、正真正銘紛うことなきぼんくら
それはもう一部の隙もなくぼんくらです
ぼんくらも三周くらいすると大人物に見えてくるw
そしてもう2作目にしてだいぶ好き
とにかくお人好しで、妻の沙耶が大好き
夫婦同心として名が知られ、いつしか月也は「沙耶の夫」と呼ばれるようになる
奉行に不満はないかと聞かれると、ぽかんと自分は確かに「沙耶の夫」ですが?と答える
いいね〜w
夫はぼんくらぐらいが良いってことですよ!
って誰がぼんくらやねん!( ゚д゚ )クワッ!!
(誰も言ってない) -
「うちの旦那が甘ちゃんで」シリーズ2作目。
表紙イラストが可愛い。
沙耶の夫・紅藤月也は同心だが、おっとりし過ぎていて犯人を取り逃がしたりする。
夫としては好もしい性格だが?
「同心」の付き人として必要な「小者」に逃げられ、妻の沙耶が小者として付き従うことに。
若衆風に男装して歩くことにしたのです。
1話目の「掏摸と佃煮」は、町の掏摸がなぜか減っているという現象。
実は、さらわれているらしいとわかってきて、これは放っとけない。人手不足の藩が関係しているらしいのだ。
町奉行所の同心は、大名家には手を出せないのだが‥
2話目の「流行神長屋」
はやりがみとは、古来からある神ではなく、自分で思いついた神様を拝み、効果があると知られれば広まっていくというもの。
迷信のようなものでもあり、玉石混交なわけですね。
占い師と一緒に盗賊を捕らえることに。
男装が似合うので、本当に若衆であるというふりで捜査に臨んだり。
剣を振り回しての余興に挑んだり。
妻が男の恰好をして歩いてる二人連れとして、すぐ有名になってしまったり。
一方、家では美味しい料理を作っているのね~つつましいが実際あったような料理で、いい感じ。
沙耶は思いっきり活躍するが、ちょっと上手く行き過ぎ‥?な所、旦那が活躍しなさ過ぎな所がちょっと。
犯罪はあるにもかかわらず。
楽天的な世界観で、明るい気分で読み終われます☆ -
うちの旦那が甘ちゃんでシリーズの2作目。
2018.11発行。字の大きさは…小。
前回ほどの感動は無いが面白くていい。特に、沙耶と月也の掛け合いがすごく面白い。
2話からなっていて、1話目の「掏摸と佃煮」は、大名家が人さらいをするのを解決する。2話目は、「流行神長屋」は、占い師と一緒に盗賊を捕まえる。
次回が楽しみだ。 -
甘ちゃんでボンクラな旦那…というか 旦那さんとして最高じゃないか??
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#読了 ご都合主義は気になるけれど、月也と沙耶の夫婦がとても可愛い。今回はあまりにも月也が活躍しなかったから、次巻では月也の人の良さや純粋さが大活躍の話とか読みたい。
それにしても、この作者さんのお話はご飯が美味しそうでお腹がへる。 -
甘ちゃん旦那二作目。
相変わらず奥方が大活躍。
若衆姿になったり、曲芸を見せたり。
旦那の方は釣りをしていて下手人をひっかけたが。
そもそも、同心の奥方が小者を務めるというのは、
身分制度が生活全般に及んでいた江戸ではありえないのだが、
そこ以外はかなり身分差に考慮して描かれているので、
うまく溶け込ませている感じ。
江戸と上方との違いがいろいろ語られていたのが面白かった。 -
少女漫画の原作なのか?
まったくもって還暦間際のkitanoが読むには
(大好物だあああああ)小声で
ラスボス的な強大な敵を設定しておいて、拍子抜けするところが難点ですが、1巻目から罠を仕掛ける嫁は頼もしい -
沙耶が格好良いのは良いけれど、旦那は相変わらずぼんくらで小学生のよう。
ストーリーは軽く読みやすく、何気に江戸風俗が細かく書かれていて、ご飯も美味しそう。 -
沙耶の推理力と行動力がすごい。
月也さんはどこ行ってたんだ!っと言いたくなる。 -
一作目と比べてキャラクターは確立してきた分面白みはある。もう少しスケールの大きな話になっていくと面白いなと。
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月也のよく言えば純粋で素直、悪く言えば子どもっぽくてぼんくらな人柄がかわいらしい。男らしいと微塵も思えぬあたりがなんとも。この物語は夫婦の相思相愛感が読んでてほっこりするけど、事件や話自体はいまいちかな。帯は煽りすぎだと思います。
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面白すぎ!!続編が待ちきれない。
あらすじ(背表紙より)
江戸の掏摸の数が半分に減っているという情報が入る。犯罪が減っていいことだが、事件ではある。江戸では浅草、両国、そして市谷に掏摸が多い。同心の月也は、妻の沙耶とともに早速市谷へ。「掏摸のかどわかし」が実際に起きていることがわかり、二人は手分けして捜査をすることに。―大好評書下ろし時代小説。 -
最初の1が、面白かったので、2も読んでみた。
何か、武士であるのに、こんなに能天気で、良いのだろうか?
剣豪小説など、読んでいたので、余計に、情け無い同心(武士)に思えるし、妻の沙耶にしても、剣術が達者でもないのに、無鉄砲すぎる行動が、多い。
そうでないと、小説が成立しないのであろうが、、、、
この本は、第一話 「掏摸と佃煮」が、書かれているのだが、、、、掏摸にお咎め無し・・・
この当時の時代背景では、10両盗みをすれば、死罪という位厳しいものだったはずである。
この一話だけでは、本に出来なかったのか?第二話の「流行神長屋」も短篇過ぎて、こじつけの盗賊逮捕である。
玄祭の 信者をくっつけると、儲けるという字になる。
人を信じているという事は、金に繋がる。
だが、人の心を金に換えるようになると堕落する。
この言葉の通りだと、玄祭は、罰せられなければいけないのではないだろうか?
このシリーズ3が出ても、今度は読まないであろうと、思う。 -
今回も面白かったのだけど、この作品ってシリーズが続けば続くほど、ご都合主義感が強く出てくる気がするなー。
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風烈廻方同心の夫を扶けるために、その小者になった沙耶。男装をして市谷の釣り堀に潜入を!
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可もなく不可もなし
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江戸の町民や同僚には「ボンクラ」で通っているような月也。と、それを支える沙耶。
誰の話もよく聞く月也と沙耶に、深川芸者や掏摸から助けを乞う相談が。
一歩間違えれば切腹しなければならない、容易ならぬ相手。
どう解決に導くか?
ほんわかと心温まる人物像が、仲間を次々と呼び、町人のホットなネットワークを作る。 -
武家の奥方としての家政と小者としての仕事の両立が沙耶様に何の手助け描写もなしに展開されるのがファンタジーとはいえもやっとする。
仕事と家事の両立問題は今のところスルーなのかな。 -
事件の解決が少し唐突に感じました。
世間ではぼんくらと呼ばれる同心の月也ですが、
本当は大物じゃないのかしら。 -
うちの旦那が甘ちゃんで、第2巻、読み終わりました。
江戸時代ぼんくら同心と有能な嫁さん小説(どんな分類だw)。
ストーリーや推理はそれほど込み入っていないけれど、江戸時代の人々の暮らしや商売やお役目を知ることが出来て面白い。時代劇を見ていても、例えば「岡っ引き」が実際にはどんな立場にある人なのか、なんて気にしてなかったですからね。
そして、有能な妻・沙耶の潜入捜査が可愛くて面白い。すべての変装(コスプレ?)シーンをイラストに起こしていただきたい!って感じです。
今回のお話。
第1話 掏摸(すり)と佃煮
第2話 流行神長屋
3巻も楽しみ。
著者プロフィール
神楽坂淳の作品
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感想 :

俺様はいつもジャイアンなのでくたびれます(~_~;)
俺様はいつもジャイアンなのでくたびれます(~_~;)
誰がぼんちおさむ師匠やねん!( ゚д゚ )クワッ!!(だいぶ離れた)
誰がぼんちおさむ師匠やねん!( ゚д゚ )クワッ!!(だいぶ離れた)