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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784065136935
作品紹介・あらすじ
捜査を続けるジャネットは、殺人犯の精神病理学のことでセラピストのソフィアに助けをもとめた。二人の女性は事件の真相に迫るにつれ、想像を絶する悪の構図に行きあたる。
感想・レビュー・書評
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スウェーデンの作家エリック・アクセル・スンドの長篇ミステリ作品『クロウ・ガール〈上〉〈下〉(原題:Krakflickan、英題:The Crow Girl)』を読みました。
スウェーデンの作家の作品は、昨年11月に読了したリザ・マークルンドの『ノーベルの遺志』以来ですね。
-----story-------------
〈上〉
ミイラ化した少年の全裸死体には想像を絶する虐待の痕があった。
その後も、身寄りのない被害者は増える一方。女性警視ジャネットが調べていた男は拘置所で首を吊るが、同じ時刻に発見された遺体は、ソフィアという心理療法士の患者だったと判明した。
ヒロインたちの人生が交錯し、目くるめく謎が加速する!
〈下〉
「過去がおまえに追いつくぞ」娘への虐待疑惑があった実業家が殺され、匿名の手紙が届けられる。
次の被害者は教会の地下室で暮らしていた女性。
ジャネットは封印された身の毛もよだつ犯罪に行き当たるが、その中心にはソフィアがいた。
魂を失くしてしまった女性たちの声が心に響く哀しみのミステリー大作。
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スウェーデンでのオリジナル版は三部作で、その第1作は2010年(平成22年)に刊行、英語版(三部作合本版)は2016年(平成28年)の刊行された作品です、、、
ちなみにエリック・アクセル・スンドという名前は、元音楽プロデューサーのイェルケル・エリクソンと元ミュージシャンのホーカン・アレクサンデル・スンドクヴィストの合作ペンネーム(筆名)だそうです。
発端は公園で発見された少年の死体だった……捜査にあたったジャネット・キールバリは、虐待と薬物の痕跡に注目、、、
硬直化した組織の妨害にあいながら困難な犯人捜しをする……そこへ次の死体があがった。
捜査を続けるジャネットは、殺人犯の精神病理学のことでセラピストのソフィア・セッテルンドに助けをもとめた……2人の女性は事件の真相に迫るにつれ、想像を絶する悪の構図に行きあたる。
上下巻あわせて約1,300ページという分厚さに、少し身構えて読み始めたのですが、心配は杞憂で驚くほどテンポよく読み進められました……重いテーマを扱いながらも、物語の運びが巧みで、ページをめくる手が止まらないタイプの長篇です、、、
物語は、虐待や暴力といった陰の部分を真正面から描きつつ、捜査にあたる捜査官ジャネット等のプライベートな描写も丁寧に差し込まれており、この事件の冷たさと登場人物の生活の温度のバランスが良く、読んでいて息苦しさだけが残るような作品ではありませんでした……むしろ、長篇でありながら読者を引きつけ続けるための緩急がしっかり効いていて、読み心地の良さすら感じましたね。
一方で、結末についてはやや物足りなさが残りました……ここまで積み上げてきた濃密な描写や心理の深掘りに比べると、ラストの収束は少しあっさりしている印象でしたが、それでも読後に漂う独特の余韻はあり、作品全体の重厚さを損なうほどではありません。
疾走感に近い読書体験でしたね……北欧ミステリらしい冷たさと、人物の内面に寄り添う温度感、その両方を味わえる、読み応えのある長篇でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想像を絶する虐待を受けた少年たちの死体。謎の少女の音声テープが災厄を呼び起こす!
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エリック・アクセル・スンド『クロウ・ガール 下』講談社文庫。
下巻。残念ながら、面白くない。
エグい描写や古今東西の連続殺人鬼が散りばめられているだけで、ストーリーにもオリジナルの描写にも工夫が無い。上下巻で1,300ページもの無駄な時間……
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