〈自由〉の条件 (講談社文芸文庫)

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  • 講談社 (2018年11月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784065137505

作品紹介・あらすじ

まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。


まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。
やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。
そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、
〈自由〉が蘇生する可能性が示される。
なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。
つまり、〈自由〉とは、他者との共存、
つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。

目次
1 自由と時間
開封前に舌打ちするひと/祈りの時間性/二つの名前/触るとき/男と女
2 現代社会における自由の困難
消極的自由/積極的契機の追補/蓋然性について/江夏の「この一球」と予期の階級的構成/資本の原理/不確実性を裏打ちする確実性/そして知っている者はどこにもいなくなった/リベラリズムの不可避の変質/回帰する超越性
3 記憶の困難
私は伝送された?/分身/スキゾは本当にやってきた/記憶の困難/死の欲動
4 もうひとつの〈自由〉
キリストの贖罪/〈自由〉のもう一つの可能性へ/不確定性の効用/マゾヒズム的転回/〈公共性〉に向けて
補遺 自由意志と因果関係

感想・レビュー・書評

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  • 古典的な「自由」ではなく

    いつでも他者であり得た、という偶有性をもった<私>と、<他者>との間の関係に、新しい<自由>を見出す、新鮮な論理

    自由とか、自由意志、ということに対して、まるっきり考えを改めさせられて、面食らってまだ自分の中でまとまってない、けど、新しい世界の切り口を見せてもらった。

  • 最初の方は、どう自由と関係あるのかや、難しい考えも多かったですが、読み進めるにつれて内容も興味深かったりわかりやすかったりしてきて最後まで読めました。
    内容をしっかり理解することはできていませんが、しっかりした理論で考えられていて、とても読み応えがありました。著者の他の作品も読もうと思います。
    また心理学や映画から話される事も多く面白かったです。

  • 20190914 中央図書館

  • 151.2||Os

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著者プロフィール

【著者】大澤 真幸(おおさわ・まさち)
1958年長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』(岩波現代文庫)で河合隼雄学芸賞を受賞。近著に『〈世界史〉の哲学』シリーズ(講談社)、『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房)、『我々の死者と未来の他者』(集英社インターナショナル新書)、『私の先生』(青土社)など。

「2024年 『メディア論集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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