はじめての解析学 微分、積分から量子力学まで (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 125
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065138533

作品紹介・あらすじ

アルキメデスからニュートン、フーリエ、そして量子力学。変化を記述する数学、解析学の面白さが分かる。。。。。。。。。。

感想・レビュー・書評

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  • 改めて解析学のモチベーションを確認するために読んだ。中身は大学数学における微分積分,関数解析,複素解析,ルベーグ積分,さらには量子力学への応用までカバーしている。

  • 解析学の基礎が非常にわかりやすく興味を引く形で書かれている良書。本格的な教科書を読む前にこういう本を読むと迷子にならず良いと思います。微分方程式やルベーグ積分まで内容豊富。

  • 大学で習う解析学を俯瞰しようという大胆な試み.
    なかなか面白く読めた.特に実数論の誕生あたりから,関数解析や超関数の考え方が登場するあたり,関数の概念が成熟していく様子が興味深い.
    大学で解析学を勉強しているが,どうしてそういう新しい概念が登場するかわからないとなった時の助けになるかもしれない.

    内容には直接関係ないが式番号の振り方がよくない。式が探しにくい。

  • 実数は有理数と無理数に分けることができる。
    有理数は整数/整数で定義されているため、整数・有限小数・循環小数に分かれている。一方、無理数は循環しない無限小数となる。
    ここまでは、中学校で習うこと。私自身それ以降、この範囲について自ら勉強する事は無かった。しかし、よくよく考えてみるとこれはとても不思議な事である。無理数とは無限に並ぶ数の列。どこまで行っても終わりがない。そのような数字をどうやって定義するのか。歴史上の天才がどのように「無限」の闇に立ち向かったか。またそのような試行錯誤が本書の本筋である「関数の解析」にどのように応用されていくのか。(6章)解析学発展の流れとともにわかりやすく説明されている。

  • "自然という書物は数学のことばで書かれている(ガリレオ・ガリレイ)" 自然の本質は「変化」です。「変化」を調べる数学である解析学は、その誕生から自然科学と共に歩んできました。代数学、幾何学と並ぶ数学の中心的研究分野である解析学は、奇跡の19世紀を経て、20世紀になりさらに深化と抽象化が進みました。 本書は、解析学の黎明から、ニュートンとライプニッツによる微分の誕生、さらにフーリエ、コーシー、リーマンたちを経て、量子力学に至る解析学を俯瞰します。

  • 請求記号 413/H 32/2079

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著者プロフィール

熊本大学大学院自然科学研究科数理科学講座・理学部数学科 教授

「2016年 『微分方程式 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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