改訂新版 新書アフリカ史 (講談社現代新書)

制作 : 宮本 正興  松田 素二 
  • 講談社
3.53
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本棚登録 : 149
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (784ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065139486

作品紹介・あらすじ

【アフリカ入門書の決定版が20年の月日を経て大改訂!】

人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書。

変化の激しいアフリカ現代史を新たに書き加え、従来の記述も新しい知見や主張に基づいて内容を大幅に見直した改訂新版。

感想・レビュー・書評

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  • 講談社現代新書のロングセラーが新装版に。特にアフリカの歴史に興味があるとか、そういうのは無くて、SNSで現代新書随一の分厚さを誇ると宣伝していたので買った。分厚いと言われるとつい買ってしまうが、思ったより分厚くなかった……まぁ、この判型で『分厚い』と言うと、同じ講談社から京極夏彦がいるからな……w
    さて、元々『分厚い』という理由だけで買ったのだが、読んでみるとこれがなかなか面白い。幾ら分厚くても近現代まで書かれているので駆け足になってしまうのは仕方がないこととはいえ、古代の、文明発祥期のことが非常に面白い。当たり前だがエジプトだけではないのだ。
    しかし文字を持たず、口承・伝承しか手段を持たなかった文明というのは、何らかの遺跡が発掘されないことには、誰にも知られず消えていくことになるのだなぁ……。

  • かつて、歴史のない「暗黒大陸」と言われたサハラ以南のアフリカ。そうした古い見方はようやく覆され始めた。 本書は五大河川沿いに成立した世界の記述から始まり、それを踏まえて交渉史、ヨーロッパとの遭遇と植民地時代、独立とその後の問題が描かれる。大河沿いの種々多彩な世界、海やサハラを越えた交流の展開、南アフリカのアパルトヘイト後の「真実和解委員会」の考え方など非常に興味深く読んだ。アフリカではこれからの人類史に大きな影響を与える偉大な知恵が育まれていると思わせてくれる一冊。優れたアフリカ通史。

  • MM5a

  • まず第一に、「入門書」を名乗っているのに、ここまで図表が不足しているのは、作ってて誰も疑問に思わなかったのだろうか?というのが一つ目。

    そして、歴史的出来事に関して、現代の価値観を持ち込まないと書けないなら、別の人に頼めよってのが二つ目。

    比較として(出す必要も無いのだが)出てくる「在日朝鮮韓国人」って表現があったのだが、「韓国朝鮮人」では無く「朝鮮韓国人」って表現するのは、日本社会では一般的では無く、かなり独特のイデオロギーをお持ちの方々が執筆しているのねと言うのが三つ目。

    アフリカに「紛争解決の潜在力」があると言うが、リビアはアフリカじゃ無いの?ソマリアはアフリカじゃ無いの?南スーダンはアフリカじゃ無いの?チェリーピッキングだよねってのが四つ目。

    せっかく、大河川流域毎に記述というのは良いアイデアだったんだけどねえ。
    あと、ヨーロッパ人による奴隷売買だけで無く、アラブ人方面の奴隷売買について(白人の奴隷売買ほど酷くないんだとだらだらついてたけど)きちんと(?)記述があったのは良かった。ボコ・ハラムの少女誘拐に文化的歴史的なルーツがあったのかと知ることが出来た。

  • 非常に分厚い本だったが、読了できてよかった。一言では到底表しきれないアフリカの歴史を概観できた。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=337796

  • 旧版は分館にありますが、改訂版は大きく変更し、アフリカを学ぶうえで重要です。

  • 圧倒的。アフリカについてこれほど遠大に多角的に書かれた本が他にあるのだろうか。しかも日本語で。
    もしかしたら、非西洋である日本だからこそ、アフリカから見た世界史、という視点が生まれたのかもしれない。
    とにかく20年前にこの企画を考え、成し遂げた編集者の方に敬意を表したい

  • 通勤で読めるアフリカ通史。植民地化によって「直線的に」で分断されてしまった国家の枠組みではなく。「川世界」や「交渉史」という視角から、新しいアフリカ史を描こうとする熱意に溢れた意欲作。増補によって2018年までの記述が追加された。
    「ナショナリズム」「法と裁き」などヨーロッパ的な枠組みを乗り越えようとする視座が随所に盛り込まれており、個人的にはそれが良かった。
    歴史を扱う書物で共通に思うのだが、もっと地図がほしい。本書はだいぶ良心的だけども。
    特厚。

  • 週刊新潮20181220掲載

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