- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065139912
作品紹介・あらすじ
この閻魔さまは
やさしい。
「犯人が分かったら、生き返らせてあげます」
たった一人の家族のために挑む、霊界の推理ゲーム!
「5万円が当たる!」企画、解答編&当選者大発表!
☆☆☆
中学生の由芽は気づいたら死んでいた。
閻魔大王の娘・沙羅は私を殺した犯人を当てれば生き返らせると言う。
そういえば、最近変なことが続いていた。
担任の不倫写真が撮られたり、ダメ親父の描いた絵が高値で売れたり、なによりナイフで脅されて一度解放されてから撲殺されたり――。
鍵は、不可解な状況を繋ぐ点と線。
由芽はたった一人の家族のため、霊界の推理ゲームに挑む!
感想・レビュー・書評
-
2018年12月講談社タイガ刊。書き下ろし。シリーズ4作目。3つの連作短編。6作も出ているので、読んで見ました。表題作は、問題編としてweb公開され、解答を応募するゲームも行われたようで、ゲーム的な謎解きは、面白く、楽しめました。他の2編は、謎の比重が高く、それ以外の設定にすんなり入り込めないところがあって、あまり楽しめませんでした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ4作目。中学生の由芽と元ヤクザの久保の挑戦2作に沙羅の日常がちょっと覗ける短編1作。由芽編は犯人当て企画だけあって手掛かりの散りばめ方が絶妙。最後の捻りは確かにちゃんと提示されていた!と唸った。久保編はそれに較べるとシンプルで解きやすいかも。短編では今までの登場人物のその後が語られていたり沙羅の家族が登場したりで楽しい。いつも思うんだけどこの生き返りをかけたチャレンジ、制限時間10分では無理だ…。
-
webで行われた推理企画に応募したものの、半分くらいしか当たらなかった。推理は難しい。。物語としても面白いし謎解きとしても本格的。短編で気軽に読める。ちなみに推理企画で使われた話は乃木坂46賀喜遥香が主演でした。
-
推理をするのは被害者。
自分は、なぜ、だれに、どのようにして殺されたのか。
閻魔大王の娘・沙羅が死者に提案する、地獄行きか生き返りかをかけた10分間フーダニットゲーム。
ヒントは全て、挑戦者の現世での最後の日々にある。
面白かった!元ヤクザさんのほうは、ひらめいた。
シリーズの他の本も、読みたい。
沙羅ちゃんの日常も面白かった。 -
今回も楽しく読んだー。
シリーズ5冊目も読まなくては。
間にあった沙羅の話はなくても良かった気もしないでもないけども…。 -
由芽のケースはやけに手がかりが多いと思ったら、読者企画があったのね。沙羅の日常ストーリーもあって楽しい1冊だった。
-
不遇の死を迎えた登場人物は自分の死に納得できず、審判の場で閻魔大王の娘である閻魔堂沙羅と取引をし、自分の死因を推理することになる、、、という推理モノの第4作目
今回は推理モノ2本と、沙羅の日常モノ1本
推理モノは、
・向井由芽 13歳 中学生 死因・撲殺
クラスメートの撮った写真から由芽の身に降りかかるトラブルの末、由芽は何者かに撲殺される
クラスメートの写真とトラブルと由芽の殺害との関係は、、、
・久保達樹 47歳 元ヤクザ 死因・射殺
妻の病気を機にヤクザをやめた久保だったが、元いた組で抗争事件が起きる中、射殺されてしまう
誰が何のために久保を殺したのか、、
といった感じ
副題にもあるように「点」と「点」をきちんとつなぐ「線」を要求してくる内容になっていて第1話では犯人特定の理由部分が難しかったですね(その分、第2話は簡単でした)。
沙羅の日常がなかなか興味深くてよかったですね。
兄貴が不憫だ、、 -
シリーズ4冊目。安定して面白い。
ブロンズカードの効果発動!しかし、その効力は微妙ですね。担当が閻魔大王様だったら全く無意味だったかもしれないし(笑) -
沙羅が死者復活・謎解き推理ゲームをチャレンジさせてくれることからして、基本的に主人公はいい人であることが多くて、いい話になることが多い。今回は沙羅の日常が見れたことがアクセントになっていい味出している。今回出てきた「森の中に木を隠す」はオリジナルに近い意味かも。
-
二つとも良いお話だった。
父と娘のお話。
まぁせめてフィクションの中でくらい、こういう再トライのチャンスがあると、救われるよね。
久しぶりにこういう家族の良い話を読んで心が洗われたような気がする。
って言うか子供が死んだ場合(親より先に)、地獄行きだったような気がしたんだけど記憶違いだったかな。